子どものころ、自分だけの秘密基地を作った経験はありませんか? 大人になっても、好きなものに囲まれた秘密基地を持つのは男性の憧れです。もしマンションという限られた空間に秘密基地を作れるとしたら、どうすればいいのでしょうか。

間取りや素材で秘密基地らしくしよう

一人暮らしで自由にリノベーションできるなら、思い切って部屋を丸ごと秘密基地らしくしてみましょう。好きなものに囲まれて趣味を楽しむのはもちろん、生活感を出さないのも秘密基地らしくするポイントです。

 

間取りはできるだけ仕切りを無くして、広々としたワンルームに近づけます。リビング兼作業場と寝室、あるいは水回りとそれ以外、といった具合に分けたいときは、仕切りを斜めにしたり、曲線を用いたりすると堅苦しさを感じさせません。

 

次に素材です。秘密基地にはレンガや打ちっ放しのコンクリート、タイルあたりが似合います。テーマでいえば、ブルックリンスタイルやインダストリアルデザインを目指すと良いでしょう。コンクリートがベースになっているマンションなら、簡単に実現できそうです。

 

秘密基地は何でも持ち込めて、何でもできるのが魅力ですから、気兼ねなく収納できたり、作業できたりするスペースも必要です。前者ならガレージ、後者なら土間があると、遠慮なく使えるでしょう。海外のように靴を履いたまま生活するのも、一人暮らしのリノベーションなら可能です。

 

インテリアは使い込んだ味わいを感じられるものが似合います。アメリカンヴィンテージはもちろん、日本のミッドセンチュリーも魅力的です。あえて新品ではなく、中古で揃えるのも秘密基地らしくなります。

 

もちろん、生活するからには便利な家電も必要です。それらは仕切りを設けて普段は見えないところに配置したり、テレビのように頻繁に使うのは扉の後ろに隠したりすると、秘密基地というコンセプトを邪魔しません。

小部屋や隠し部屋を作って秘密基地にしよう

同じマンションのリノベーションでも、家族で暮らすとなれば全部を秘密基地にするわけにはいきません。せめて、どこか1ヶ所に自分だけのスペースを設けて、自分の好きなようにアレンジするのがおすすめです。むしろ限られた空間だからこそ、より秘密基地にいる感じが高まるでしょう。

 

例えば書斎です。机と椅子、本棚という構成なら3畳くらいあれば十分でしょう。そこだけ壁紙や素材を変えると、他の生活空間と差別化ができます。室内窓があると書斎にいながら家族の様子を確認できますし、明かり取りにもなりそうです。可動式にすれば空気を入れ替えたり、家族とコミュニケーションしたりすることができます。

 

逆に家族の出入りをできるだけ避けたいときは、鏡や家具の後ろに「隠し部屋」を作るのがおすすめです。出入りするたびに気分も切り替わるでしょう。来客は急に姿が見えなくなったのを不思議に感じるかもしれません。自慢の秘密基地になります。

 

予算やレイアウトの都合上、独立した部屋にするのが難しい場合は、部屋の一部を仕切って秘密基地にしましょう。デッドスペースになりがちな壁の窪みや家具の周りが最適です。どうしても仕切りが欲しいなら、スリット状にすると家族に圧迫感を与えません。

 

リビングの一角に段差を設けて、小上がりにするのも意外となじんでくれますし、そこだけインテリアの色を変えれば、アクセントもつけられます。下部を収納スペースにすれば一石二鳥です。

マンションでもロフトを作って秘密基地にできる?

ロフト

部屋の広さが限られている場合は、空間を上下に仕切って秘密基地を作ることができます。いわゆる「ロフト(小屋裏物置)」です。賃貸アパートではおなじみですが、マンションにもリノベーションによって設けるのは可能です。床面積を増やせるだけでなく、固定資産税の課税対象に含まれないというメリットもあります。

 

例えばロフトの上下どちらかを秘密基地にして、もう片方を収納スペースや寝室にする使い方です。どちらかといえば、下を秘密基地にすると高さを確保しやすいですし、それらしさも出るでしょう。

 

なぜならロフトの条件は,建築基準法施行令の第 をベースに、建設省住指発第 682号を経て、以下のように定められているからです。 

 

・ロフトの床面積は、存在する階の床面積の2分の1未満であること

・ロフトの高さは、1.4m以下であること

 

その他、コンセントが1ヶ所だけだったり、アンテナ端子やモジュラージャックを設置できなかったり、自治体によっては階段を固定できなかったりするという制約もあります。

 

1.4m以下だと大人は立ち上がれないのがネックですが、寝転がったり、床に座ったりする使い方なら、ロフトの上でも秘密基地にできるでしょう。下部の壁を強化しているのであれば、上部は仕切りを少なくして開放的にすることも可能です。

まとめ

マンションのリノベーションで秘密基地を作るには、間取りや素材にこだわったり、小部屋や隠し部屋を設けたりするなど、様々な方法があります。部屋の広さが限られていても、ロフトで上下を仕切れば、秘密基地用のスペースを作るのも簡単です。子どもの頃の憧れに少しでも近づけるでしょう。

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WRITER
安井 俊満
マーケティング

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