最近は、どういったリノベーションが主流なのでしょうか?
リノベーションのトレンドを見ていきましょう。

◆リノベのトレンドは『リビ充家族』

リビングは今も昔も家族団らんの憩いの場となっています。特にリフォームする際に重要視されるのもリビングに関してです。なぜ、リビングが注目され、リビングにいる時間の充実が求められているのでしょうか。これはライフスタイルの変化により、更に家族との時間の大切さが再認識されていることに一因があります。震災をきっかけに家族の絆や普段の生活が見つめなおされたこともあり市場規模が拡大しています。

2017年のリフォーム業界においてトレンドとなっているのは「リビ充家族」というワードです。このリビ充家族のポイントは2つあり、「多目的空間」「リビングの広さ」です。リビングは仕事や勉強に限らず、家事や読書などの趣味についても家族それぞれが個々のことをすることができる多目的空間として家族において重要な役割を果たします。また、間取りや広さを決める際も、個室を少し小さくすることでリビングを広くとるというニーズが広がっています。リビングの広さをMAXにとり、寝室はMinimumに抑えることで、家族が多くのことをリビングでするため、宿題の手伝い、仕事、メイク、ボディケアと多彩な活動の場として自然と全員がリビングで過ごす時間が増えます。
実際にリビ充家族の家の事例を見てみましょう。それぞれ自分達家族好みのリビングを再構築することが共通点となっています。

・リビングに学習機能
60㎡と少し狭めのマンションの一室。ポイントはリビングを広げて勉強机の設置した点と、子ども部屋と寝室、収納が全部一続きになっている点です。子どもが大きくなったら子ども部屋など各部屋を可動式の引き戸を閉めることができるようになっており、しっかりと将来設計がされています。

・リビング空間を2つに
リビングとは別に円形の土間リビングを造ったマンションの一室では、必要ならその土間リビングを子ども部屋に修正することも可能になっています。寝室はリビングと天井がつながっていており、家族全員でなることとなります。

・可動式ロフト
リビングの横に可動式のロフトが設置された部屋では、収納量と縦の空間が上手に使われています。リビング自体はワンルーム的で、広く造られており、可動式ロフトは遊びや仕事の空間として活用できます。

◆【2016】人気のリノベの事例~1位は予算約400万円の破格リノベ~

2016年に大きく注目されたリノベーションについて紹介します。このリノベーションのポイントは予算が約400万円で実現したことです。70㎡の広さのリノベではこの倍額程度が一般的です。施主の要望は玄関の開放感、キッチンのデザインと使い勝手、間仕切りの撤去など。既製品やメーカー用品の活用と施主もDIY参加して、低価格でリノベが完了しました。

施主の要望通り、玄関にはマンションとは思えないほどスペースが確保されました。そしてもう1つのポイントは、部屋全体の光・視界・風が通る開放感も実現した点です。マンションにおいては、一部が暗い空間になりがちです。その点を考慮して、キッチン横の一部や寝室との間口などをガラス張りにすることで、部屋全体に視界や光を取り入れることができました。キッチンの使い勝手についても、可動式の収納棚を設置。窓枠は少しレトロな印象を与えるものにし、施主らしさと、より印象的な造りにアクセントを加えています。ライトやインテリアの色についてもと統一感と明るさを更に向上させるものとなりました。
白と木目を中心とし、シンプルながらもこだわりのポイントが詰まった空間が造り上げられています。

◆【2017上半期】人気のリノベの事例~建物性能の向上について~

2017年の上半期で注目されたのは、古民家のリノベーションでした。築49年の戸建て住宅で安心して快適に暮らせるようにしたリノベーション事例もあります。
「古い木造住宅のよさを生かして、自分たちらしい家で暮らしたい」といった思いから、中古物件を選んだ施主ですが、古い住宅の為、建物性能を向上させる必要がありました。耐震補強・断熱改修・基礎補強をして「フラット35」の工事基準に合わせました。今後の光熱費や生活費のコストダウンにも役立ちます。古い物件にありがちな耐震性の心配も改善されて、いざという時も命を守ってくれる安心できる家となりました。建物の基礎や断熱などの性能が向上したことにより、夏は涼しく冬は暖かい家に再構築されています。
子ども部屋の引き戸を開ければリビングダイニングと繋がり、より大きな空間として利用することができます。内装は漆喰の壁や無垢のフローリングなど、自然の素材を使って温かみのある雰囲気を醸し出します。床の間付きの和室や、もとからある小屋梁をデザインの一部としつつも、新しく大きな窓を設置したり、浴槽はシステムバスで大きくスペースをとりました。床暖房も完備して、木造住宅の良さを生かしながらも、現代のライフスタイルに合わせ、暮らしやすく開放感の溢れる仕上がりになっています。リノベーションのトレンドについて紹介しました。
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古民家リノベーションのメリットとデメリット

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WRITER
安井 俊満
マーケティング

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