マンションでも戸建て住宅でも特別感のある、ルーフバルコニーのついた家。おしゃれで実用性もあり、多くの方が憧れているのではないでしょうか。

そんなルーフバルコニーのメリットやリノベーションで作る場合の注意点についてご紹介します。

リノベーションでルーフバルコニーを

バルコニーとはベランダと違い屋根がないものをさしますが、では、ルーフバルコニーとはどのようなものでしょうか。
ルーフバルコニーは、下の階の屋根(ルーフ)を利用して作られるバルコニーで、庭のように広めのものが多いです。分譲マンションでは、上層階のひとつのステータスのような扱いをされることもある魅力的な存在です。
実はこのルーフバルコニー、既に完成した戸建て住宅にリノベーションで後から付け足すことが可能です。ルーフバルコニーをリノベーションで設置した場合、次のようなメリットが得られます。
・家庭菜園やガーデニングが本格的にできる
・バーベキューや夜景を楽しむスポットができる
・子どもやペットの遊び場に最適
・洗濯物を干すスペースを確保
・ちょっとした物置になる

ある程度の広さがあるため、家庭菜園やガーデニングを本格的におこないたい方に向いています。一般的なベランダでは広さを確保するために柵に植木鉢をぶら下げ、落下の危険と隣り合わせとなりますが、床に置けるルーフバルコニーならそのような心配はありません。

テラス用のテーブルやチェアを置いて、休日はバーベキューを楽しんだり夜景を見ながらワインに舌鼓を打ったり。家族でも大人同士でも楽しいひと時を過ごせるスポットとなります。

子どもやペットを遊ばせるのにもぴったり。道路へ飛び出す危険なく日光浴をさせられますし、夏には子ども用プールを置くスペースにもなります。もちろん、洗濯物を干すスペースや物置など実用的な使い方もできます。
このように、ファミリー層やカップル、一人暮らしなど住人構成を問わずメリットを得られるのがルーフバルコニーです。

ルーフバルコニーリノベーションの注意点

魅力いっぱいのルーフバルコニーですが、実際に設置するとなるとデメリットの面も気になるもの。リノベーションを決断する前にチェックしておくべきポイントとともに、デメリットについても知っておきましょう。
事前に知っておきたいルーフバルコニーの注意点やデメリットは、以下のようなものがあげられます。
・プライバシーや風通しなどの機能面も重視すべし
・雨漏りや強風対策
・腐食のリスクや老朽化にも気を付けておく必要がある
・鳥害が起こる可能性に注意
・掃除は面倒じゃないか?維持の難しさ

ルーフバルコニーをリノベーションで後付けする場合、後悔しやすいのが外観や機能面です。「もっとこういう構造にしておけば良かった」と後悔しないよう、事前に用途を決め、家の材質や用途に合ったデザインで作りましょう。その際は、プライバシーの確保や風通しの良さなども重要です。ただし、雨漏りや強風対策との兼ね合いもあるので、設置する場所の風の強度なども考える必要があります。
家そのものが定期的なメンテナンスを必要とするものですが、ルーフバルコニーも例外ではありません。雨風に晒されやすい部分であるため、外壁と同様、腐食や老朽化が早く起こりやすくなります。重いものを乗せるのであれば、事故が起こる前にリフォームをおこないましょう。
また、広くて高い位置にあるルーフバルコニーのデメリットとして、鳥による糞やいたずらの被害、掃除や手入れの手間も考えなくてはなりません。家庭菜園をおこなう場合は鳥に食べられたり、干していた洗濯物に糞がついたりするリスクがあります。広い分、掃除や手入れが面倒に思えるかもしれません。用途を限定して掃除の頻度を減らせるようにするなど、長く使うための工夫が必要です。

リノベーションで作ったルーフバルコニーのレイアウト

ルーフバルコニーをリノベーションで作った場合のメリットとデメリットをご紹介しましたが、ある程度のデメリットはレイアウトで変わります。居心地のよいスペースを作るためにも、レイアウトに凝ってみてください。
・日差しや目線を調節できるアイテム
・テーブルやチェアで寛げるスペースを作る
・植物や置物でリラックス要素をプラス
・ウッドパネルやタイルでおしゃれ感アップ

ルーフバルコニーは日差しをたっぷり浴びられる魅力がある反面、周囲の目線や夏場の強すぎる日差しは気になるでしょう。シェードを設置して日差しと目線を調節できるようにしておくと、ストレスなく過ごせるようになります。
長く過ごすには、テーブルとチェアの厳選も重要です。リゾート風の白を基調としたものや、あえて無骨な木製ベンチなど、ルーフバルコニー全体の雰囲気に合ったものを選んだり、時には自作してみたりするのも手です。家庭菜園やガーデニングをしなくても、植物をポイントで置くのはおすすめです。置物で演出を加えるのもよいでしょう。

手軽に設置できるウッドパネルも人気です。ルーフバルコニーの一部にのみ設置すれば、ウッドデッキのようなスペースができます。タイルで高級感やアーティスティックな演出で個性を出すのはいかがでしょうか。

まとめ

リノベーションでルーフバルコニーを設置するだけで、家庭菜園やガーデニングをする場所、子どもやペットの遊び場が手に入ります。単純に洗濯物干し場など実用的なメリットを感じる人も多く、リノベーションを検討する価値は十分にあります。

 用途によっては特別な趣味の場所にも、日常生活をより充実させてくれる場所にもできるルーフバルコニー。自分だけのレイアウトとともにぜひ楽しんでみてください。

WRITER
安井 俊満
マーケティング

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