同じこたつでも「掘りごたつ」であれば、椅子と同じく足を下に垂らせるので楽に座れます。特に家族団らんをしたいときに最適です。そんな掘りごたつのメリットとデメリットを確認しながら、リノベーションの実例を見ていきましょう。

掘りごたつのメリットとデメリットとは?

掘りごたつのメリットは椅子のように座れる以外にもたくさんあります。例えば冬は足元に熱が溜まり、効率よく体を温められるので暖房費の節約になります。夏場はこたつ布団を外し、普通のテーブルとして使うことも可能です。テーブルを外してふたをすれば、床が平らになります。他にも掘りごたつの位置は低いので、天井が高く見えて部屋が広いと感じられるメリットもあります。

 

一方でデメリットは掘りごたつ(またはテーブル)の位置が固定されるので、レイアウトの自由度が低いところです。特に冬場はこたつ布団が加わる分だけ部屋が狭く感じられます。掘りごたつの床下にはほこりが溜まりやすく、それでいて掃除がしづらいのも難点です。また小さな子どもやペットがいると床下に落ちる危険性があります。一般的な正方形の掘りごたつは4人を超える家族がいると誰かがあふれてしまうので使いづらいでしょう。

 

掘りごたつを導入するときは、こうしたメリットやデメリットを踏まえながら家族のライフスタイルに合っているか十分に検討したいものです。

マンションでもできる?掘りごたつのリノベーション

掘りごたつを新たに設置するとなれば、畳やフローリングを外して床下の空間を作る大がかりなリノベーションが必要です。そう考えると戸建ならともかく、マンションでは床下の空間を確保するのが難しいため実現できないと考えるでしょう。

 

けれども最近では多種多様な掘りごたつが提供されており、どんな部屋にも合わせられるようになっています。大きさや形も幅広くラインアップされているので家族構成やライフスタイル、部屋の構造による制約もありません。

 

例えばマンションの場合、新たに小上がりを増やしてそこに床下を作り、掘りごたつを取り付けることができます。まずは腰掛けられるくらいの高さがある畳を床下の空間ができるように配置します。その上に掘りごたつを取り付ければ完了です。小上がりの下部を引出しにして収納に使えるタイプもあります。これなら賃貸住宅でも工事は不要ですし、撤去も簡単です。夏場はレイアウトを変えて長椅子代わりに使えるでしょう。

 

もしマンションを所有していて畳やフローリングの床下に余裕があるなら、リノベーションによって掘りごたつの設置は可能です。ただし管理規約で認められているか、あらかじめ工事の前に確認しましょう。

 

リノベーションの際には掘りごたつ周りにコンセントの数を増やし電力のアンペア数(容量)に余裕を持たせると、ポットや調理器具、充電器など周りに置ける家電が増えて便利です。

掘りごたつのリノベーションのデザイン

掘りごたつといえば和室で畳敷きが定番ですが、最近ではデザインの自由度も高くなっています。リノベーションする際には用途に合わせて、とことんこだわってみましょう。

 

例えば人気が高いのは一人用の掘りごたつです。特に書斎に設置するケースが多いです。落ち着いた空間に掘りごたつがあれば、ゆっくりとくつろげるでしょう。壁際であればデッドスペースを有効活用できます。

 

対照的に大勢で使う掘りごたつもあります。例えばダイニングテーブルの代わりです。時間をかけて食事を楽しめるだけでなく、狭くなりがちなダイニングを広く見せることもできます。もっと大人数が集まるならカウンター型の掘りごたつにしてもいいでしょう。

 

どちらも人数分の椅子を用意しなくていいというメリットがあります。

 

また先ほどは小上がり形式の掘りごたつを紹介しましたが、それとは逆にリビングを一段下げたところに掘りごたつやテーブルを設けるリノベーションもあります。

 

テーブルを囲んだもう一段上にも人が座れる仕組みなので、広いリビングで大人数でくつろぎたいときに最適です。

 

逆にあまりリビングが広くない場合は和室との間仕切りを外し、一つの部屋にして和室だったところを掘りごたつのスペースにすると開放的になります。

 

そこだけ畳をカラフルにしてコントラストを作るのもおしゃれです。小上がりや一段下げるのと違って段差が無いので行き来しやすくなります。子どもやペットのいる家庭なら目も届きやすいでしょう。

 

畳ではなくフローリングの床に掘りごたつを設置するなら無垢材を使ってみましょう。ナチュラルな木の質感に癒され、熱の伝わり方も柔らかです。ヒノキなら香りも楽しめます。このようにデザインに応じて自由に素材を選べるところもリノベーションの醍醐味です。

まとめ

掘りごたつは楽に座れるだけでなく、家族が集まりやすくて冬も暖かいというメリットがあります。一方でデメリットもあるのでリノベーションする際は十分に検討しましょう。最近では既存の部屋に小上がりを置けるユニット形式の掘りごたつもあるほどです。デザインにも素材にも存分にこだわりましょう。

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WRITER
安井 俊満
マーケティング

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