室内の壁は面積が広いため、色や模様によって部屋の印象が大きく変わります。「カラークロス(壁紙)」を使ったリノベーションは塗装や漆喰の施工よりも安価で工期も短いので人気です。そのメリットや効果的な取り入れ方について実例を交えながら紹介します。

カラークロスにリノベーションするメリット

カラークロス(壁紙)は塗装に比べると施工が簡単です。塗装のように現場で水を使う「湿式工法」は熟練した職人の技術が必要で、乾くまでの時間もかかります。カラークロス(壁紙)なら石膏ボードなどで下地を作り、その上から糊で張るだけです。誰でもそれなりの仕上がりになり、工期を大幅に短縮できます。

 

さらにカラークロスは種類が豊富で、ビニールだけでなく紙や布など自然素材を原料とするものもあります。ビニール製なら様々な質感を再現したり、特殊加工で機能性を持たせたりするのは難しくありません。汚れても手入れしやすいというメリットもあります。

 

一方でビニール製のカラークロスは壁の通気性を妨げて、カビや結露の原因になるのがデメリットです。時間が経つにつれて縮んでよれたり、端に隙間ができたりする場合もあります。1枚の幅(巾)が9293㎝のため、どうしても境目ができるのも気になるでしょう。技術力があり、アフターフォローまで万全な業者にリノベーションを依頼すると安心です。

 

またカラークロスはカタログや小さなサンプルだけで選ぶと、壁に張ったときにギャップが生じます。ショールームで広い面積に張られているのを確認したり、実際に部屋へ大きなサンプルを持ち込んだりすると、仕上がりをイメージしやすいでしょう。

部屋の印象を変えたいならアクセントにカラークロスを入れてリノベーション!

リビングやダイニングであれば、カラークロスを白系にすると明るくて広く見えますし、どんな家具にも合わせられます。寝室や書斎のような落ち着きたい部屋は、ブラウン系などの濃い色をベースにするのが基本です。天井にも同系色のカラークロスを使うと、壁より明るい色にすれば高く、濃くすれば低く見えます。

 

ただし白やブラウン系だけで統一すると部屋が単調になり、個性や面白味に乏しく早く飽きてしまうでしょう。だからといって、すべての壁を明るい色や派手な柄にリノベーションするのは、落ち着きが無くなってしまいますし費用もかかります。

 

そこでベースの色はそのままにして、部分的に明るい色や派手な柄のカラークロスを取り入れると、ちょうど良いアクセントになるでしょう。例えば部屋の一面やニッチ(くぼみ)、洗面所、トイレなどです。腰の高さから下だけカラークロスを張って、壁の色や柄を分けるという使い方もできます。費用を抑えつつ簡単に部屋の印象を変えられるはずです。

 

逆に色や柄を多くすると、まとまりの感じられない雑然とした部屋になってしまいます。原則として1つの部屋に使えるカラークロスは、ベースになる色とアクセント1種類という組み合わせです。

どんな色がいい?部屋別に合う柄や色のカラークロスを見つけてリノベーションしよう!

部屋別では、キッチンなら温かみがあって食欲を増進させるイエローやオレンジなどのビタミンカラーを、落ち着きを感じさせるグリーンはリビング向きですし和室にも合います。いずれもパステルカラーにすれば、ベースの色と馴染ませやすいでしょう。

 

トイレは明るい色や派手な柄のカラークロスを試しやすい場所です。地味になりがちなトイレが華やかになり、長時間こもるのも苦になりません。クローゼットのように普段は扉で遮られ、開いたときだけ見えるところに使うのも新鮮です。

 

インテリアのテーマに応じてカラークロスを選ぶ方法もあります。白をベースにした部屋に黒のカラークロス(その逆も可)を組み合わせると「モダンスタイル」です。海や空を感じさせるブルーは「西海岸スタイル」に欠かせません。ピンクやグリーンビビットは女性の一人暮らしや子ども部屋など「ナチュラルスタイル」のアクセントになるでしょう。

 

ファブリック風の質感や木目調の柄なら「北欧スタイル」になります。ビビッドなカラークロスはアンティークやミッドセンチュリーのインテリアと相性が抜群です。個性重視なら大振りの柄やパターンのカラークロスで際立ちます。

 

弊社では以下のような、カラークロスを使ったリノベーションの事例があります。

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 白をベースにしながらキッチンやトイレ、リビングの一面など、その部屋に合った色や質感のカラークロスを部分的に取り入れました。メリハリをつけるだけでなく、キッチンなら掃除しやすく、トイレなら圧迫感を和らげる実用性を兼ね備えています。いずれもお客様がこだわって選び抜かれたカラークロスです。

 

まとめ

部屋の印象を変えるために壁をリノベーションするなら、カラークロスを使うと簡単です。部分的に明るい色や派手な柄を取り入れるだけで、単調になりがちな部屋にアクセントをつけられます。

 

リノベーションをする際は、事前に大きめのサンプルを見たり、部屋へ持ち込んだりするなどして実際に張ったときの印象を確認しましょう。信頼のおける業者に依頼するのも大切です。弊社もお手伝いさせていただきます。

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WRITER
安井 俊満
マーケティング

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