玄関建具には大きく木製とアルミ製の2種類があります。ここでは、木製の玄関建具の特徴やリノベーションする際の注意ポイント、さらには防火性能がある玄関建具の情報についてもご紹介していきます。

木製の玄関建具の特徴

玄関は家の顔ともいえる部分なので、玄関建具を替えるだけでも大きく家の雰囲気が変わります。木製の玄関建具の特徴にはどんなものがあるのでしょうか。木製のメリットとデメリットを比較してみましょう。

 

■木製の玄関建具のメリット

木製の玄関建具にすることの大きなメリットは、温かみのある雰囲気になるということです。アルミ製のものだとどこか冷たい雰囲気がありますが、木製だと木のぬくもりを感じることができます。

 

また、安っぽく見えがちのアルミ製の玄関ドアに比べて、木製は高級感があります。使い続けるうちにいい具合に馴染んでくるので木製ならではの味が出てくるので、その変化を楽しめるのも木製のメリットといえるでしょう。

 

木製の玄関建具にする別のメリットとしては、断熱性にすぐれているという点があります。アルミ製のドアだと冬場に結露が起きますが、木製の場合は結露が起きにくくなります。

 

■木製の玄関建具のデメリット

木は湿度によって収縮を繰り返すという特徴があるので、木製の玄関建具はアルミ製のものと比べると気密性などの面で劣るというデメリットがあります。

 

また、定期的にメンテナンスをしなければなりません。アルミ製の場合は、ほとんどメンテナンスの必要がありませんが、木製の玄関建具の場合は定期的にメンテナンスをしないと劣化が早く進みます。雨風に当たったり、強い日差しを浴び続けたりすることが大きなダメージとなるので、定期的にメンテナンスをするための費用がかかるというデメリットもあります。

玄関建具を木製にリノベーション!

木製の玄関建具のメリットとデメリットとを理解したところで、「玄関建具を木製にリノベーションしたい」という方もいらっしゃるかと思います。とはいえ、木製の玄関建具に替えることにはデメリットもありますから、どうすべきか迷っているという方もいるのではないでしょうか。そんな方にもピッタリのリノベーションの方法をご紹介していきます。

 

■木製の玄関建具はメンテナンスが大変

木製の玄関建具はデザイン性が高いものが多く、断熱性もすぐれています。ただ、外側の塗装は経年劣化や風雨があたることで傷みが出てくることは避けられません。風雨による傷みだけでなく、カビが生えてくることによる傷みもあるのでアルミ製に比べてメンテナンスは大変です。

 

外側が痛んでしまった木製の玄関建具を油性塗料で塗り直すということも可能ではありますが、そのためには1週間以上工場に玄関建具を預けなければいけなくなります。なので、現実的な方法とはいえないでしょう。外側が痛んでしまった玄関建具はまるごとリノベーションしなければいけなくなります。

 

■木目調のアルミ製玄関建具にするとメンテナンスは楽になる

木製の玄関建具にしたいけど、「メンテナンスにかかる費用などを考えると悩んでいる」という方におすすめなのは、木目調のアルミ製玄関建具にリノベーションすることです。

 

アルミの上に木目調のシートを貼った玄関建具の種類は多くあります。木目調と一口にいっても素材感や色合い、風合いが異なるものが数多くあり、その中から好みのもの、もしくは家の外観にマッチするものを選ぶことができます。木目調のアルミ製玄関建具の中には木の節まで表現されているものまであり、パッと見では木製なのかアルミ製なのか判断できないドアもあるほどです。

 

木目調のアルミ製玄関建具なら、メンテナンス要らずでピカピカの状態を長い期間にわたって維持することができます。木製ドアのもつ温かな雰囲気とアルミ製ドアのもつメンテナンス不要の手軽さを併せ持つのがこのタイプのドアになります。

 

■劣化とともに渋みを増すのが木製玄関建具

メンテナンスが大変な木製の玄関建具ではありますが、きちんとメンテナンスをしながら使い続けることで木目調のアルミ製ドアにはない味わいを楽しむことができます。

 

というのは、木製の玄関建具は劣化とともに色が変化し、渋みが出て存在感を増すからです。これは木目調のドアにはない特徴ですので、メンテナンスにかける時間と費用がかかるのは承知の上で、「それでも木製ドアにリノベーションしたい」という方も少なくはありません。

木製なのに玄関建具は火に強い?

木製ドアというと、火に弱いというイメージを持つ方も少なくないかと思いますが、木製の玄関建具については「木製だから火に弱い」とは限りません。

 

■火事から家族みんなを守るドア

木製の玄関建具でも防火性能試験に合格している火に強いタイプのものがあります。火災時に防火性能を発揮する木製の玄関建具は防火・準防火地域内の建物に使用することができます。

 

防火性能がある玄関建具は、従来の気密性や断熱仕様を維持したまま防火ができるのが特徴です。気密性や断熱性が確保されていますので、従来の玄関建具で得られていたのと同じ快適さを期待することができます。

 

■木製は火災時に強い耐久性を発揮

意外に思えるかもしれませんが、木材は加熱時の強度が鉄やアルミよりも強く火災時に強い耐久性を発揮します。木製の玄関建具でも20分間、約800℃の炎を耐えることができます。

 

ネクストカラーズでは木材をデザイン貼りしたオリジナル玄関建具をご提案しています。経年変化により木材の色も深みが増し、家族や家と共に成長していくことができる玄関建具です。ネクストカラーズの木製の玄関建具のリノベーションの事例はこちら

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まとめ

玄関建具を木製にするだけで、家の雰囲気は大きく変わります。しかし、木製の玄関建具はメンテナンスが面倒なのも事実。もしもメンテナンスに自信がないという場合は、木目調のアルミ製ドアへのリノベーションを検討してみてはいかがでしょうか。とはいえ、木製には木目調のドアでは味わえない経年劣化によるドアの雰囲気の変化を楽しむことができます。メンテナンスにかかる時間と費用を費やしても木製ドアに替えるメリットは大きいと感じる方も少なくありません。

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WRITER
安井 俊満
マーケティング

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