こんにちは。
名古屋でリノベーションしているネクストカラーズのライター安井です。

ひと昔前までは一定の期間を過ぎた戸建て住宅は建て替えを検討するか、別の場所に新しく建てるかという極端な選択肢しかありませんでした。
しかし近年は戸建てのリノベーション事例が全国でも増えてきています。
中古住宅の流通件数も増加傾向にありそれはよいことかと思いますが、建て替えがなくなったわけではもちろんありませんので、今回は戸建て住宅にスポットをあてて建て替えとリノベーションについて検証していこうと思います。

やっぱり気になるのはやっぱり予算

建て替えにしろリノベーションするにしろ、やっぱり気になるのは予算ですよね?
場所を選んで土地を購入して・・という時間を持ち家を建て替えorリノベーションする際は必要としませんが、予算はやはり気になります。
建て替えもリノベーションも共通で必要な費用と言えば、工事中の仮住まいの費用でしょうか。
建て替えもそうですが、リノベーションも基本的には内装を一度解体してしまうので工事期間はいつもの家に住むことはできません。一旦賃貸などに引っ越しをして工事完了後にまた戻る。
賃貸の家賃や2回分の引っ越し費用は共通でかかりそうですね。
ただし、工期は建て替えとリノベーションで違います。建て替えは一旦全て取り壊して、また基礎から建て直しますが、リノベーションは建物の主要な部分は残しますので、解体から内装工事までは一般的に建て替えより早く完了します。その分の家賃は安く済みそうですね。

予算重視ならリノベーションのが向いている?

シビアな言い方になってしまいますが、建て替えには一定以上の予算がどうしても必要です。
例えば2階建の戸建ての建て替えで予算が1,000万円となると現実的にはほぼ不可能かと思います。少なく見積もっても1,500~2,000万円の予算がある上で建て替えを検討する必要があるのかな、と。
最近のリノベーションもしくは全面リフォームの技術はかなり新築建築と大差がなくなってきている側面もあるので、仕上がりに関して言えば、建て替えもリノベーションも大きな差はないように思います。
予算が厳しい、なるべく安く済ませてまた20年後くらいには田舎に引っ越したいなどなど予算重視の方はリノベーションの方が向いているかもしれません。

じゃあ建て替える場合って?

建て替えのメリットとしては、外観の形状も大きく変更できる点です。
既存の住宅を一旦0に戻して新しく組み上げていくので、家の外観から変更できます。
また、雨漏りや、シロアリ、建物の傾きや構造部に腐食など建物にとって重大な欠陥要素がある場合、リノベーションで修復するにも相応の費用がかかりますし、リスクも伴います。そういった場合は建て替えの方が向いているといっていいかもしれません。

戸建てリノベーションはここに注意

戸建てでリノベーションする際にも注意点はあります。
1.躯体構造はしっかりしているか
2.耐震は旧耐震か新耐震か
1も2も似ていると言えば似ている内容ですが、旧耐震(昭和56年6月以前に建築確認を取得している建物)の住宅では、基礎のやり替えなども視野にいれる必要が出てくる為、費用が上がります。または地盤沈下などで基礎が沈んでしまっているケースなどは建て替えと変わらない総工事費になる可能性があるので注意が必要です。

自分に合った選択を

持ち家戸建ての場合は選択肢があるので、自分に合ったものを選びましょう。
建て替え、リノベーション双方にメリットも注意点もありますので自分に合った選択をしましょう。
迷っている、なかなか決められないという場合は一度ハウスメーカーやリノベーション業はに相談するとよい提案をしくれるかもしれません。

WRITER
安井 俊満
マーケティング

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