ようやく時代が追いついた？マイホーム購入希望男性の5人に1人が中古住宅＋リノベーションして住みたいと希望！

以前に名古屋の不動産市場について少し記事を書きましたが、新築・中古の内訳までは触れていませんでした。
過去記事はコチラ「名古屋市の不動産市場動向を調査してみた件」

今回のニュースで、全国的に中古住宅の市場が近年活発になってきているということと、ニュースは首都圏だったので、愛知県の直近データを調べてみました。
愛知県中古マンション取引件数（2015-2016）
2015：4077件
2016：４176件（前年比2.4%増）
愛知県中古戸建て取引件数（2015-2016）
2015：1842件
2016：1920件（前年比4.2%増）
[国土交通大臣指定]公益社団法人中部圏不動産流通機構より調査結果を抜粋

やはりこの名古屋市のある愛知県でも中古住宅の市場は活発になってきているようですね。

さて気になるニュースのアンケート結果の内訳ですが、上記グラフがアンケート結果です。
先日、日本は新築住宅に神話的な要素を含んでいる記事を書きました通り、新築住宅の需要はこのアンケートでも約7割と過半数を占めていますが、注目は、中古住宅の需要が約2割あること。
過去記事はコチラ「日本の新築神話崩壊！？中古マンション購入が理に適っていることを考えてみた」

恐らくひと昔前まではここまで中古住宅に対して需要はなかったでしょう。基本は新築が欲しいけど、予算など止むをえない理由（予算など）で中古を買うしかない。という方が大半だったのではないでしょうか。
しかし、このアンケートでは当初から中古を買ってリノベーションしよう。という方が17％、日本でもリノベーションが浸透してきているというのが言えるのではないでしょうか。

また、同アンケートにこんな結果もありました。
リノベーションをした方がその理由として、自分の理想や好みを反映しやすかったからが半数ということ。また、コストを抑えやすかった。住みたいエリアを優先すると、新築は購入が難しかった。と続き、リノベーションを実際に行った先輩方はｒのベーションのメリットをしっかりと把握して、リノベーションを実行したことがわかります。

中古市場は急成長、また現在も成長中ということで、ニュースでも懸念がなされているが、長期的に見れば有望な市場ではあるかと思います。
日本は既に住宅供給過多の時代に入っており、既に1世帯に1軒は家があっても十分な戸数があると言えます。
それでも、新築戸建て、新築マンションは毎年次々と着工されていっている状況です。
日本の人口は減少傾向にあるという点と合わせても新築市場は今後、過去にあった高度経済成長時のような伸びは見込めないでしょう。逆に中古市場は既にどこかに存在している住宅を売買するので、同じ住宅市場でも伸びしろの部分は新築とは異なります。今後も中古住宅購入＋リノベーションが浸透してくれば、今回のアンケート結果もまた変動があるのではないでしょうか。