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RENOVATIONHOW TO
あなたは知っていますか?リノベーション向きマンションを見分けるポイント
こんにちは。
名古屋で中古マンション・中古戸建をおしゃれにリノベーションしているネクストカラーズのライター安井です。
中古マンションのリノベーションをこれまでお陰様で多くの現場携わらせて頂いておりますが、マンションの物件探しからお手伝いさせて頂いていると、リノベーションを前提で物件を探すので通常の物件探しではそこまで見てないよ。というポイントもチェックしたりします。
今回は、プロとしてリノベーションに向いているマンションの特徴をポイント別にご紹介していきます。
リノベーションの特徴である、「リーズナブルに思い通りの空間を」実現する為に、物件を実際に探す際の参考にしてみて下さいね。
マンションで変更できること、できないことを確認
マンションは一人で所有していません。複数の世帯で共有している建物になります。その為、マンション全体で定められている「管理規約」といったものがどのマンションにもほぼ必ず存在します。これには、ペットが飼育できるかや事務所として使用して良いのかなどが記載されています。部屋の窓や、玄関扉をリノベーションで変更したいと言った要望も多く出たりしますが、窓や玄関扉などは一般的に「共用部」として扱われており個人の判断で変更することができません。基本的に管理規約で不可のものは、変更ができないという解釈でよいです。
またそれ以外でも、マンションの立地や、共用部分、専有面積、方位、窓からの眺めなどなどは、どんな建築士や会社がリノベーションしても変更できない条件です。
中古マンションを探す際はこのあたりの変更不可条件が希望に合っていることが大前提の上で、リノベーションに向いているかどうかを確認しましょう。
リノベーションで多い要望
リノベーションで多い要望と言えば、
①LDKを広くしたい。
②収納を多く取りたい。
③無垢材や壁面塗装など内装にこだわりたい。
上記3つが共通して多い要望でしょうか。
①LDKを広くしたい。
古いマンションの間取りは細かく部屋が分かれていることが多いです。特に昔ながらの「田の字」型の間取りは、水まわりを移動させずに空間を広げやすいことが多く、さらに部屋と部屋の間が引き戸なら、引き戸を外すだけで2部屋分の広さができあがります。
②収納を多く取りたい。
これに関してはやり方は様々ですが、特にこうでないと。という条件はありません。気を付けるポイントとしては間取り再構築の際に、収納スペースを取りすぎると部屋が圧迫されるので、バランスを考えて間取りを構築するという点です。
③無垢材や壁面塗装など内装にこだわりたい。
内装変更で注意する点は、現在カーペット敷きの物件です。管理規約でフローリングに変更すること自体がNGの場合があります。現在フローリングの物件に関してはフローリングの張替は概ね問題ないでしょうが、使用する素材に遮音等級の指定などがあることが多いのでその点を確認しておきましょう。壁や天井をコンクリート打ちっ放しにして露出したい場合、最上階の部屋の場合は断熱材が吹き付けられていることが多くコンクリート面が出せないこともあるので事前に確認してから実施しよう。
予算に応じた物件を
マンションを選ぶ際に変更できない条件があると上述しましたが、その際に築浅やマンション自体の販売価格が予算を圧迫しすぎているものはなるべく避けた方がよいでしょう。
というのもリノベーションにももちろん費用がかかってくるので物件購入に予算を割きすぎると思い通りのリノベーションができなくなってしまう可能性が高くなってしまいます。
それであれば、まだリフォーム済みの物件を購入して自分好みのリノベーションをした方が予算が抑えられるならいいかもしれません。