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RENOVATION
意外と簡単?リノベーションで書斎を作ろう!
「書斎」という自分専用のスペースがあると、本を読んだり持ち帰った仕事をしたり趣味を楽しんだりするなど、やりたいことに没頭できます。リノベーションで新たに書斎を作るとしたら、どのような点に気をつければいいのでしょうか。
場所を工夫してリノベーションで書斎を作る
書斎のために部屋を増築するのは費用や工期、外観の変化を考えると、あまり現実的ではありません。そもそもマンションで増築するのは難しいでしょう。
個人差はありますが、書斎に必要な広さは2~3畳くらいです。デッドスペースになっている場所があれば、リノベーションで書斎を作れます。
例えば使わない押し入れやクローゼット、ベランダ、屋根裏があれば、扉が付いた個室型の書斎にリノベーションできます。内装を変えて机や棚を据え付けるだけで完成です。
増築するよりも費用が抑えられ、工期も短くて済みます。和室や納戸ならもう少し広い書斎を作れますし、そのまま照明やコンセント、空調設備を流用できるでしょう。
リビングやダイニングなど広い部屋に間仕切りを設けて書斎にする方法もあります。ほどよく開放感がありながらプライバシーを保てるのがメリットです。
本棚など背の高い家具を間仕切りにすれば大がかりな工事は必要ありません。書斎として使わなくなったら元に戻すのも簡単です。
また壁や柱、PS(パイプスペース)のせいで家具が置けない場所も、ちょっとした書斎に活用できます。廊下の突き当たりや階段の踊り場も同様です。壁で仕切らないので作業中でも家族とのコミュニケーションを取れます。
書斎の場所としておすすめしたいのは窓のそばです。自然光が差し込みますし、外の景色を見るのは気分転換にもなります。家の中央に書斎を作る場合も室内窓を設けると家族の様子をうかがえて安心です。
リノベーションで書斎を作る際に気をつけたいこと
リノベーションで書斎を作る際に重視したいのは「居心地」や「使い勝手」です。これらが損なわれているとゆっくりくつろげず、そのうち使わなくなってしまいます。特に個室型の書斎を作る場合は以下の点に気をつけましょう。
まずは「空調」です。四方が壁になっている個室型の書斎は熱がこもりがちで、そのままでは扉を開けない限り空気の入れ替えができません。夏場は暑すぎて長時間いられないでしょう。
屋根裏など場所によっては冬場も外気の影響を受ける場合があります。換気口や空調設備を取り付けるなどの対策が必要です。
次に「電源」の問題です。書斎では本を読むだけでなく、スタンドライトやパソコン、テレビ、DVDプレーヤー、ゲームなど電気機器を使う機会があるでしょう。
コンセントの数が足りないと不便ですし、電源タップで賄うのは限度があります。後から増設するのは面倒で費用もかかるため、リノベージョンの時点でしっかりとしたプランを立てたいところです。
「圧迫感」も気になります。特に狭い場所を個室にリノベーションした書斎は強く感じるでしょう。四方が壁に囲まれているのが苦手なら窓を設けたり、扉を無しにしたり、初めからオープン型の書斎にしたりするほうが良いかもしれません。
一方でプライバシーが損なわれ音も漏れてしまうので、どちらが良いかはケースバイケースです。
自分だけの書斎を作るならおしゃれにリノベーション
リノベーションでは自分の好きなように部屋をデザインできます。特に書斎は自由度が高く、自分の意向を存分に発揮しやすいでしょう。雑誌やテレビで見たおしゃれな部屋にするのも難しくありません。
例えば壁が本棚で覆われたクラシックな書斎は読書や作業に没頭できますし、考え事にもピッタリです。直線を取り入れてモノトーンで統一したモダンなデザインであれば、オフィスと同じ感覚で仕事できるでしょう。
逆に無垢材などナチュラルな素材を活かすと、温かみのある空間になります。
機能面では防音効果を高めると音楽や映像を大音量で楽しめるだけでなく、楽器の練習もできますしスタジオとしても活用できます。光ケーブルの引き込み口(ONU)に近ければパソコンとLANケーブルで接続できて、無線よりも快適です。
床を土間にすると陶芸やDIYのように散らかったり汚れたりする作業も気兼ねなくできます。
また「おこもり感」のある書斎なら隠れ家を彷彿とさせて遊び心をくすぐるでしょう。ポイントは来客がうっかり見落としてしまうほど扉や入口を目立たなくすることです。
壁と扉の色を同じにしたり、かまくらや秘密基地のように身を屈めて入れるようにしたり、オープン型の書斎なら壁や家具の後ろに隠したりするなどのアイデアがあります。
まとめ
家の中に書斎があるのは贅沢に感じられるかもしれませんが、空いている場所をリノベーションすれば簡単に作れます。リノベーションですから個室に変えるだけでなく、広い部屋に間仕切りを設けたり開かれた書斎にしたりするなどデザインは自由自在です。
Next Colorsならこだわりも存分に反映されます。もちろん長くいられる部屋にするには居心地や使い勝手も重要です。空調や電源に不自由しないか、圧迫感は無いか確認してお気に入りの書斎を作りましょう。