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二重窓をDIYで!防音対策にも効果あり!?
DIYで二重窓を作れるのをご存知でしょうか。自宅の窓を二重窓にすることで防音や断熱といった効果が得られるのです。そんな二重窓をDIYする方法や、自作二重窓のメリット、デメリットをご紹介します。
二重窓をDIY!メリットとデメリットとは?
二重窓をDIYすることでのメリットや作ることへのデメリットを詳しく説明します。
■DIY二重窓のデメリットは時間がかかる
DIYは手慣れていない人が行えばかなりの時間がかかるでしょう。そして、不慣れな作業は大きな労力を要することになります。
また、工具を全く持たない人は、購入が必要になります。普段からDIYが趣味という人はともかく、メジャーやのこぎりなどの購入で、意外とお金がかかってしまいます。
工具や材料を用意し、取り付けることを考えると時間がとてもかかってしまうでしょう。
■DIY二重窓のメリット
もちろん、人件費などがかかりませんので、安価で済みます。自分で作業する際に必要な材料を買えば良いだけです。
二重窓と言っても、大規模な工事ではなく、内側につけることになります。簡易内窓になりますが、取り付けるだけでも防音効果は高く、ストレスや睡眠不足を解消することもできます。断熱性効果がありますので、冷暖房の節約にもなります。
二重窓の工事が出来ない家の構造や、賃貸の人は外側からの工事ではないため、自作の方が便利です。賃貸には、退居する時に色々な制限があります。内側からの二重窓なら、窓枠に外部レールを両面テープで貼るだけなので、後で外す時も簡単に現状回復できます。
ホームセンターで買える!二重窓におすすめの防音や断熱の素材とは?
最近のホームセンターは非常に便利です。簡単に二重窓を作る材料が手に入ります。内側なので、外窓がしっかりとしていれば、二重窓の効果が発揮されます。ではどういった材料が効果的なのかご紹介しましょう。
■ツインカーボ
材質として透明性・耐衝撃性・耐熱性・難燃性・耐候性に優れています。中空で軽量なので、低音の遮音性能は低いですが、耐熱効果はあるので、室内の冷暖房費節約にはお勧めです。
ツインカーボは耐候性が高いので、窓材として使うのなら ツインカーボを選択した方が長持ちします。
■ポリカーボネート
ポリカーボネートには、次のような利点があります。
ポリカーボネートは、熱可塑性プラスティックでペットボトルなどにも使われているため、燃えにくく安全です。大きさ、厚さ次第では、価格が高いものもありますが、断熱タイプもあったりと効果性に優れています。
ホームセンターなどで販売している内窓キットは、こちらのポリカーボネートが入っています。サイズによって価格は異なりますが、6000円から10000円くらいになります。サイズはS・M・Lと決まっています。
防音性があるので、子どもが音楽を楽しみたい、大学生が1人暮らしをしていて、部屋でもギターの練習をしたいといった時には、お勧めです。
ただしマンションでは楽器の演奏自体がNGのケースがほとんどなのでお気をつけください。
■アクリル
アクリル板などでもご覧になったことがあるのではないでしょうか。アクリルは最高の透明度なので、外の景色を邪魔したくないなら、こちらをお勧めします。
他にも、優れた耐久性があり、長期にわたって利用できます。また、加工性が良いため、色々な大きさの窓に対応します。
ただし、高温に弱いので、キッチンなどでは絶対に使わないでください。
DIY二重窓の必要な材料と作り方とは?
それでは、DIY二重窓を作る時に必要な材料と作り方をご紹介しましょう。
■必要な材料・道具
*道具
・コンベックス(メジャーの一種で測定用品)
建築用のメジャーです。洋裁用ではないので注意してください。
・プラスチック用ノコギリ(金ノコや目の細かいノコギリでもOK)
糸ノコギリは刃がダメになりますので、ノコギリを用意しましょう。
・大型刃のカッター
大型刃のカッターは、ポリカーボネートやアクリル板などを切る時に必要です。しっかりと切れるものを用意します。
・油性マジック
・両面テープ(薄手の一般強力用)
紙を止める文具用ではなく、薄手でも剥がれない強力なものを用意します。
・ヤスリ(紙ヤスリは120番くらい)
・定規(出来るだけ長いもの、1Mくらいが使いやすい)
定規は長いものが必要になりますので、100均ではありません。短いとズレるので、最低でも50cm以上のもの。
・セロハンテープ
他にも、軍手や新聞紙、大きなビニール袋などを用意してください。
*材料
・ポリカーボネイト3mm厚またはアクリル板3mm厚
・フレーム
・取っ手付きフレーム
・上レール
・下レール
・横カバー
■DIY二重窓の作り方
・窓枠の大きさを測り、それぞれの材料を長さに合わせてカットします。
・上レール、下レール、横カバーの順番で両面テープでしっかりと取り付けます。
・横カバーは手前と奥の突起部分の寸法が異なるので向きを間違えないように気をつけます。浅い方が手前になるようにします。
・ポリカーボネイトは枠の幅があるのでその分、窓より気持ち小さいサイズで切断します。
(窓の高さ-2.3cm=切断寸法)(窓の幅÷2-3cm=切断寸法)
そして、2枚分をカッターで切ります。アクリル板を使う場合はアクリル専用のカッターを使いましょう。
・フレームをのこぎりで切断します。
取っ手付きフレーム(窓の高さ+1.1cm=切断寸法)
フレーム(窓の幅÷2-3.7cm=切断寸法)
取っ手付きフレームの取っ手部分を、上下2cmほどカッターで削り、上下フレームにあたらないように加工します。
・前もって切ってあったポリカーボネイトをフレームの奥まで差し込みます。隙間が出来た場合はヤスリで調整して下さい。これで窓になるパネルができました。
・奥側の上レールからパネルをはめこむと出来上がりです。
ここまでご覧になって、1mm単位の作業なので難しいと思った人もいますよね。簡単にできそうですが、道具や材料を揃えるだけでも結構大変です。
cm単位でズレると隙間が空く時もあります。
意外と面倒だと思った人も多いことでしょう。そんな時はプロにお任せするというのも一つです。
まとめ
・工具が揃っていない人は初期費用が多くかかる
・自分でやると時間がかかってしまう
・断熱や防音にも効果的
DIYが大好きという皆さんには、なんてことのない自作二重窓ですが、家のカラーボードを組み立てるのも一苦労な人は、リノベーションを得意にしているネクストカラーズに相談してみるのはいかがでしょうか?