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戸建用宅配ボックスの種類・設置時の注意点を紹介!
戸建てに住んでいる人の中には、自宅専用の宅配ボックスを設置している人もいます。不在時でも荷物の受取が可能なため、家を空ける時間が多い人に便利です。しかし、ひと口に宅配ボックスといっても種類や設置タイプは各製品によって違います。
そこで今回は、戸建て用の宅配ボックスの種類や機能面・設置時の注意点などを紹介します。なお、宅配ボックス購入前の注意点なども載せてありますので、宅配ボックスの導入を検討している人はご参考ください。
一戸建て用の宅配ボックスの種類について
はじめに、一戸建て用の宅配ボックスの機能面・設置方法などについて見てみましょう。使い勝手や住宅事情に合わせて、おすすめの宅配ボックスのタイプは異なります。
■機能面
宅配ボックスの機能面は「機械式と電気式」の2種類に分かれます。
・機械式
機械式の場合は、宅配ボックスに付いているダイヤルやボタンで施錠します。電源が不要ですので配線工事をする必要はありません。電源がない場所でも設置できるため、使い勝手は良いです。メンテナンス費用がかからないのも特徴です。
・電気式
電気式の場合は、外部の電源を使って施錠します。テンキー式になっている宅配ボックスが多いです。しかし、停電時に使用不可になったり電気代が発生したりするデメリットがあります。また、設置箇所によっては配線工事が発生しますのでご注意ください。
■設置方法
設置方法(型式)も「簡易型と固定型」の2種類に分かれます。
・簡易型
簡易型とは、箱型で置き型タイプの宅配ボックスを指します。安ければ3,000円台で購入可能です。ただし、床や壁に固定していない分持ち逃げをされる恐れもあるため要注意。宅配ボックスの持ち逃げが心配な人は、宅配ボックスとドアノブをチェーンでつなぐなど持ち逃げされない工夫をすると良いでしょう。
また、セキュリティが甘い宅配ボックス(例.鍵が軟弱など)もあるためご注意ください。
・固定型
固定型は、床や壁に固定しているタイプの宅配ボックスを指します。簡易型と比べて、宅配ボックスを持ち逃げされにくい構造になっているのが特徴。屋外型の宅配ボックスをメインに取り扱っているので外からの衝撃に強い素材を使っている製品もあります。
ただし、簡易型宅配ボックスと比べると高額です。さらに、宅配ボックスを床や壁に固定しても台風で吹き飛ばされる可能性もあるため気をつけてください。
一戸建て用の宅配ボックスを設置するときの注意点
宅配ボックス設置時の注意点を3つの視点から見てみましょう。
■設置する位置に気を付ける
1つ目は宅配ボックスを設置する位置です。下記のことに注意しつつ、宅配ボックスを設置しましょう。
・取りにくい場所に設置しない
宅配ボックスの中身を取りづらい場所に置くと、使い勝手が悪くなります。地面から高すぎる場所に設置しても低すぎる場所に設置しても荷物は取りづらいです。立った状態でラクにとれる場所に設置しましょう。
なお宅配ボックスの取り付け前に、どの位置に宅配ボックスを設置すると使い勝手が良くなるか確認するのも大事ですので覚えておきましょう。
・玄関などのスペースを塞ぐ場所に置かない
玄関などのスペースを防ぐ場所に宅配ボックスを置くと、自宅内に入りづらくなります。簡易型・固定型問わず、邪魔にならない場所へ宅配ボックスを置くのが重要です。
また、宅配ボックスの大きさを確認せずに購入すると、スペースがなく設置できない恐れがあります。必ず設置予定箇所のスペースを測ってから宅配ボックスを購入しましょう。
■受け取れる荷物のサイズを考慮する
受け取れる荷物の個数や大きさには限界があります。そのため、受け取り頻度が高い荷物の大きさに合わせて宅配ボックスを選びましょう。
なお、宅配ボックスのサイズを確認する時は、下記のことにも気をつけてください。
・奥行きを確認する
宅配ボックスのサイズは入れ口のサイズだけではなく、奥行きの確認も大事です。奥行きが狭いと荷物が入らず、宅配ボックスの蓋を閉められないケースがあるからです。特に通販で買う場合は、宅配ボックスの詳細をしっかり確認してから購入しましょう。
・宅配ボックス内の形状を確認する
荷物のサイズが宅配ボックスのサイズより小さくても、内部に器具(例.金具や装飾など)が付いていると出っ張りに引っかかって荷物が入らない恐れもあります。必ず、宅配ボックス内の形状は確認しましょう。
■受け取りできないものもある
全ての物を宅配ボックスで受け取れる訳ではありません。たとえば「生鮮食品」や「貴重品」は受取不可です。宅配ボックスでの受取不可対象品を多く設定している配達会社もあるためご注意ください。
まとめ
用途に合わせて宅配ボックスを選ばないと、購入後に痛い目を見る恐れがあります。各宅配ボックスの口コミや知人の意見を参考にしてから購入するのも1つの手です。
また、最近では巧妙な手口で盗難する事件も増えています。昨年末のニュースでは、宅配ボックスの中身だけを盗む事件がありました。
宅配ボックスは宅配業者が暗証番号を決めて不在連絡票に書き込み、住民が番号を入力して解錠するタイプのもので、手口は新聞紙を丸めてテープを巻き付けた棒をポストに差し入れ、宅配業者が入れていく不在連絡票をくっつけて取り出し、そこに書かれた暗証番号で宅配ボックスを解錠。中の品を盗んで転売し、生活費に充てていたそうです。
今後の防犯対策に期待はしたいですが、皆様のニーズに合った宅配ボックスを設置して、ぜひ快適な生活を送ってください。