インナーバルコニーとは建物内にあるバルコニーです。インナーバルコニーをつくると天候に左右されないので洗濯を干すのが便利であったり、他にもプライベートな空間としてさまざまな活用方法があります。ただし、リノベーションの際には、費用や期間など注意しなければならないポイントも。

 

この記事では、インナーバルコニーの活用法と、インナーバルコニーをつくる前に気を付けておくことなどをお伝えしていきます。

インナーバルコニーってなに?

インナーバルコニー

最近よく耳にする「インナーバルコニー」。なんとなくイメージはつくけれど、どういったものなのか気になりますよね。ここでは、インナーバルコニーについて説明します。

インナーバルコニーとは

インナーバルコニーとは、“建物内、半屋内にあるバルコニー”のことです。“インナー(inner)”という単語の通り、内側にあるバルコニー。

 

たとえば、屋根付きの中庭のようなイメージをしてもらうと分かりやすいかと思います。また屋根があるバルコニーをインナーバルコニーと呼ぶこともあります。

 

さらに、詳しく説明すると室内と室外でインナーバルコニーは違いが表れます。

 

・室内にあるインナーバルコニー:家の一部分がバルコニーの形になっている部屋のことで、一戸建てやマンションでリノベーションされることが多いでしょう。

 

・室外にあるインナーバルコニー:屋根があるバルコニーのことで、一戸建てでもリノベーションされます。

 

事例として、一戸建てのインナーバルコニーがよく紹介されていますが、“インナーバルコニー=戸建て”と思いがちです。でも実は、マンションでもインナーバルコニーを作ることは可能なのです。

インナーバルコニーの活用方法

インナーバルコニー

インナーバルコニーの活用方法を紹介します。さまざまな楽しみ方ができるので、プライベートが充実し洗濯も楽になりますよ。

 

インナーバルコニーを室外に!

インナーバルコニーを室外につくれば、開放的なプライベートスペースが実現します。室内と異なり、壁がないので自宅で気軽にBBQが楽しめます。週末は、家族や友人達と盛り上がるのも良いですね。雨が降っても屋根があるので安心です。

 

天体望遠鏡を設置すれば、天体観測もできます。毎日の空と、星の変化を一緒に観測することで、家族のコミュニケーションにも。子どもたちの自由研究や勉強のキッカケにもなりそうですね。

また、ソファやテーブルを置いてカフェ的な空間にするのも素敵です。半分が野外なので、心地よい風を受けながらゆったりとした時間を堪能できます。夫婦でのおしゃべりや、家族のだんらんにもピッタリです。

 

屋根があるので雨が降っていても、強風でなければ洗濯物も濡れません。紫外線も気にすることなく、プライベートと利便性をバランスよく楽しむことができます。

 

■インナーバルコニーを室内に!

室内にインナーバルコニーをつくった場合、プライバシーを守りつつも開放的な空間をつくることができます。ちょっとしたガーデニングや、子ども用のブランコや滑り台を置いて子供の遊び場としても活用が可能です。室内なので気温に関係なくアウトドア気分を満喫できます。

 

内型のインナーバルコニーは、天候に左右されることなく洗濯ができるのが大きなメリットです。花粉や黄砂などが洗濯物に付かないか気になる人も多いのではないでしょうか。室内のため、花粉や黄砂の心配もいりません。近所の人から洗濯物をみられることもないのでプライバシー面でも安心です。

 

インナーバルコニーを室内につくるケースでは、“採光”によく注意しましょう。たとえば、東向きだと午前中の間だけしか太陽の光が届きません。陽当たりが良いとされている南向きでも、目の前に建物があり光が届かなければ、部屋が暗くなってしまいます。採光を考慮しないと「せっかくインナーバルコニーをつくったのに……」と、後悔することに。

 

方角や、周囲の状況を考えて、部屋全体にあたたかい光が入るようにしましょう。

インナーバルコニーにする前に確認すること!

インナーバルコニー

メリットがたくさんあるインナーバルコニーですが、「つくってよかった」と満足するためにも事前に確認しておくべきことがあります。ここでは、インナーバルコニーをつくる前に確認することを説明します。

費用が多くかかることも

戸建てのインナーバルコニーは建物床面積に含まれるため、固定資産税の対象となることがあるのであらかじめ考慮しておきましょう。具体的には、バルコニーの奥行きが2mを超えた部分や、手すりの高さが天井の高さの半分以上あり、天井の高さが2.2mに満たない場合はインナーバルコニー全体が建物床面積とされるケースなどがあります。

 

また施工費が上がり、税金が高くなる可能性も考えられます。想定よりも費用がかかる場合があるので、業者を選ぶときは経験豊富な業者に相談することがおすすめです。費用面を考慮し、出来る限りの品質が見込めるでしょう。

 

間取りを決めるのに時間がかかる

前述のとおり、インナーバルコニーは採光がとれるかどうかがキーポイントです。方角はもちろん、周囲の状況によってしっかり採光をとれる間取りで設計していかなければいけません。

しかし、間取りの取り方によっては制約が出る可能性もあります。したがって、どうしても業者と念入りな打ち合わせが必要なため、間取りの決定までに時間がかかってしまいます。

 

リノベーションでインナーバルコニーが作れる!

室内のインナーバルコニーはリノベーションでつくることができます。マンションはインナーバルコニーを作れないイメージがありますが、実はマンションでもリノベーションが可能なのです。

共用部分は個人で変更できないこともあり、中古マンションのリノベーションとして、インナーバルコニーをつくる人が増えています。

 

しかし、間取りの設計に時間が必要だったり、さまざまな制約があったりするため、リノベーションの知識と実績がある業者に依頼するのがオススメです。

 

インナーバルコニーをつくって洗濯を便利に、そしてプライベート空間充実を叶えましょう。

まとめ

雨に濡れる心配をせずに洗濯物を干せたり、家に開放感ができたりするなど、メリットがたっぷりのインナーバルコニー。中古マンションでもリノベーションして室内インナーバルコニーをつくることは可能です。

インナーバルコニーをつくるなら、リノベーションの実績と経験が豊富なネクストカラーズにご相談ください。

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WRITER
安井 俊満
マーケティング

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