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隙間風!プロが教える原因と対策!
家にいるのにスースーする…と感じたことはありませんか?スースーする正体は“隙間風”です。隙間風は主に窓やドアから入り込んできます。
隙間風の原因や対策には何があるのでしょうか?今回は隙間風の原因と対策について詳しく伝えていきます。
隙間風の原因はどの隙間から?
隙間風はどこから入ってくるのでしょうか?家中から隙間風が吹いている可能性も……。それでは原因を探ってみましょう。
■ドア・窓の隙間
窓は開閉するために、2枚で1セットの引き違い窓作りのものがほとんどです。そのため、構造上、隙間ができてしまうのです。
そこで、隙間による気密性の低下を防ぐために、サッシにゴムをつけて空気の出入りが行われにくいようになっています。しかし、築年数による劣化やダメージなどで、窓の気密性にかかわる部品が弱ってしまうと、隙間風を防ぐことができません。こうして、窓の隙間から風が室内に侵入しやすくなってしまうのです。
窓以外にも人の出入りがあるドアも、外と密接しているので必然的に隙間風が入りやすいです。玄関のドアが引き戸の場合は、窓と同じく隙間ができやすいためどうしても寒さを感じてしまいます。意外と見落としがちなのが、玄関ドアの郵便受けや新聞受け。開口部付近から隙間風が侵入しやすいです。
■壁や床の隙間
外部に接していなくても、室内から冷気を感じることもあります。部屋同士を仕切る壁や床に隙間があると、空気が動くたびに隙間風が入ってきます。隙間は建物の劣化でできてしまうので注意が必要です。
また隙間ができるのは壁や床だけではありません。“床下”からも隙間風が侵入している可能性も考えなくてはいけません。
床下は空洞になっているため風が入りこみやすい構造となっています。また床に段差ができる場合、隙間が生じないようにシートやテープなどで塞いでいますが、何らかの理由によって気密性を保つ部分が機能してないケースもあります。このようなことから床下から隙間風が生まれるのです。
■コンセントの隙間
「こんなところから?」と思うでしょうが、コンセント部分から隙間風は吹きます。コンセントは内壁に設置されていますが、外壁との間に密接しているため、外部の空気が入ってきたり、換気扇をまわしたりすると隙間風を感じやすくなるのです。
小さな部品ですが、コンセントの隙間が部屋全体の温度を下げているケースもあるためチェックしておきましょう。
隙間風の原因ごとの対策方法
隙間風の原因ごとに対策をして、隙間風をブロックしましょう。今すぐ買いに行ける便利なグッズや対策方法を紹介します。
■断熱シートで隙間風を対策
断熱シートを貼ると、窓からの隙間風を防ぐことができます。窓の冷気もシャットアウトできるので断熱効果も期待できます。
断熱シートは100円ショップやホームセンターで入手可能です。特に緩衝材使用の断熱シートがオススメ。また断熱カーテンと併せて使用すると効果が高いでしょう。
■隙間テープで隙間風を対策
隙間を塞ぐ「隙間テープ」はさまざまな種類が販売されています。隙間テープは以下のような種類があります。テープを貼る前に、隙間部分をしっかり掃除しておいてくださいね。
・スポンジ状の隙間テープ…スポンジでできているので防音効果もある。100均でも気軽に購入可能。
・モヘア素材の隙間テープ…引き戸の隙間に使用すると滑りが良い。また、スポンジ状の隙間テープだと厚みがありすぎる場合もモヘアが良いでしょう。
・トイレ用の隙間テープ…便器と床に生じる隙間をカバーします。トイレからも隙間風というのは生まれるのです。ですが、トイレ用の隙間テープを使用することで汚れも貯まりにくく一石二鳥。ぜひ試してみてください。
・キッチン用の隙間テープ…IHキッチンとシンクの隙間を塞ぐ。溝の油汚れの心配がなくなり、掃除もしやすくなります。
■パテを使う
エアコン回りや排水管などの外と密接な部分には「パテ」が有効です。ホームセンターや通販でもさまざまな種類が販売されています。
パテというのは大きな穴を防げ、耐久性や耐熱性に優れた商品です。ただし、パテを使用した部分が目立ち、見栄えが悪くなるなどのデメリットもあります。
本気で寒さを防ぐならリノベーション
これまでは隙間風の対策方法として、便利グッズを紹介してきましたが、一時的な応急処置でしかありません。本格的に隙間風を改善したいのであれば自宅を生まれ変わらせるために、リノベーションをおすすめします。ではどのようなリノベーションがあるのか紹介します。
■リノベーションで隙間風を改善
壁やフローリングを貼り替えるだけでも隙間風は改善されます。こだわれば、セルロースファイバーと呼ばれる断熱材を壁や床に使用したり、断熱工法でリノベーションを行ったりといった対策ができます。隙間風で部屋全体が冷えていたのが、リノベーションをすることで部屋全体が温かさに包まれるでしょう。
寒さは「陽当たり」や「風の通り」にも左右されるので、採光や風の入りかたを工夫した間取りに変更するのも有効です。新たに壁をつくるのも効果的です。
リノベーションで冬はあたたかく、夏は涼しい家を目指していきましょう。断熱だけではなく、デザイン性もこだわれます。
まとめ
隙間風はドアや窓、コンセントカバーからも入り込んできます。寒いと体調も崩しやすくなりますし、電気代も上がって嫌ですよね。
隙間風を防ぐ対策やリノベーションをして快適に過ごせる家にしていきましょう。
NextColorsでは、隙間風に強いリノベーションも可能です。お気軽にご相談ください。