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RENOVATIONHOW TO
中古住宅購入+リノベーション!リノベーションプロに聞いた間取りで失敗しない為に知っておくべきこと
こんにちは。
名古屋で中古マンション・中古戸建をおしゃれにリノベーションしているネクストカラーズのライター安井です。
今回は家の「間取り」について。
リノベーションが徐々に一般にも周知されてきて、以前にもまして、住む人が自分で間取りを考えるということが比例して増えてきています。
しかし、いろいろ考えるのはとても楽しいですが、そもそもこれまで「間取り」を考えるなんてことはほとんどの人が経験のないことではないでしょうか?
せっかくのマイホーム。リノベーションで失敗しない為にも間取り創作で押さえておくべきポイントを今回はまとめてみました。
リノベーションの初期段階で間取りは考えると思うので参考にしてみて下さいね。
失敗した!と一番多く出るのは・・・
失敗の話を聞く中で一番多いのは何でしょう?
これは、以前記述したことのある、今の住まいの不満の時にも出ていましたが、ズバリ「収納」です。
過去記事はコチラ
今の住まいの不満は?必ずと言っていいほど上位に来るのは・・・
元の間取りは収納が狭くてとにかく収納を広く取りたい!そんな願望を持っている方は多いはず。しかしただ広いスペースを取るのではなく、収納スペースの中やそもそも見せる収納にするのか、隠す収納にするのかでも大きく変わってきます。
リノベーションの場合、元の住宅の広さは変わらないので、収納力=収納スペースの面積ではないということをよく把握しておきましょう。
広いキッチン=使いやすいキッチンではない
キッチンは間取りを創造する上でも序盤に位置や大きさなどを決定することが多い場所です。
毎日作業することが予想される場所の為、なるべく使い勝手の良いキッチンを誰もがいいと思うものですが、広い=使いやすいとは必ずしも言い切れません。
テレビや雑誌などで紹介されるようなキッチンは広くてとにかく物が置いてない、そんなイメージですよね。しかし実際に物を全く置いていないキッチンはなかなか難しいです。
広いということはキッチンの中での移動距離も長いということになるので、あまり広くなくても「=」や「コ」の時の形で1~2歩動けば手の届く範囲で料理ができた方が結果的にキッチンに対する満足度は高くなるかもしれません。
家事動線
動線をイメージして間取りを考えることは重要です。
しっかりと自分達が部屋の中でどう動くかをイメージして設備や間取りを配置しましょう。
三大家事である、炊事・洗濯・掃除。特にこれらは午前中に集中して行う家庭も多いと思いますが、キッチンから洗濯室までが遠い、洗濯室から物干し場が遠いのも同じです。
キッチンから続くように洗濯室や洗面室を設けたりすることも可能ですので、自分達のライフスタイルに合わせましょう。キッチンから続きで洗面室へ行けるようにするとそこは扉が設置されるので、その分キッチン側に収納が取れなくなるケースもあるのでしっかりと検討していくとよいでしょう。
扉・ドアの位置
リノベーションで間取りを変更していくと当然、今ある扉を撤去したり、逆にこれまでなかった扉を新たに新設したりということが起こります。
扉については、引き戸にするか、それとも、押すのか引くのか、さらには設置しないということもあるでしょう。
マンションの場合、天井にダクトがあったりして扉を設置しようと思っていたところのちょうど真上にダクトが来ていて設置できなかったりということもあります。また、部屋のスペースを考えすべての扉を廊下側へ押すように設置したら全開にすると隣室の扉に当たるなど、バランスをとることも重要です。
コンセントの位置と数
間取りがほぼ決まってから悩むのがコンセントの数と位置です。
合わせて照明のスイッチの場所もです。今や私たちの生活は常に「電気」に囲まれています。
コンセントの位置って家づくりの時は意外と後回しにしたり、そこまで真剣に考えなかったりしがちですが、いざ住んでみてなぜここにコンセントつけなかったんだろうとか、夜家に帰ってきて照明のスイッチが玄関から遠くて暗い中感覚で室内を歩かないといけないとか結構不便なんです。
コンセントプレートやスイッチプレートもおしゃれなものが増えてきているので室内のデザインのアクセントとしても注力して位置とデザインを選んではいかがでしょうか。