こんにちは。
名古屋で中古マンション・中古戸建をおしゃれにリノベーションしているネクストカラーズのライター安井です。

今回はちょっと知識のお話をしたいと思います。
日本は世界の中でみても地震大国と言われている国ですが、地震に限らず万が一の時の為の「保険」が存在しますよね。
保険には大きく分けて3種類あります。
自動車保険
火災保険
損害保険
大別するとこの3つです。聞き覚えのある保険が入ってないと思った方も多いのではないでしょうか。
今回は不動産に携わる者として「火災保険」と「地震保険」についてご説明していきます。

火災保険は任意保険

まず、火災保険についてですが、そもそもこれは自動車の自賠責保険と違って任意に加入する保険ですので、住宅を購入した、もしくは相続などで所有することになったからと言って必ず加入しなければならないという保険ではりません。
あくまで万が一の火災等に備えてご自身で判断して加入する保険です。
ただし、住宅ローンを組んで住宅を購入する場合は、ほとんどの金融機関で住宅ローンの借入条件に「火災保険への加入」が条件として提示されるのでその際は何らかの火災保険に加入する必要があります。

地震保険は加入したくても単体契約は不可

地震保険についてですが、こちらも火災保険同様任意に加入する保険ですが、火災保険との大きな違いは地震保険は地震保険のみで契約することができません。あくまで本体である火災保険を契約しさらに地震保険にも加入することができるといった保険商品です。
また、地震保険の最大の特徴としては、どの保険会社で地震保険に加入しようと保険の内容と保険料は変わりません。
というのも地震保険は国の法律に基づいて政府と損保会社が共同で運営している公共性の高い保険の為です。
※あくまで地震保険の部分についてです。火災保険については各社で内容、保険料が異なります。

火災保険と地震保険の違いは?

さて、ここで火災保険と地震保険で何が補償されているかのご説明をします。
火災保険はその名の通り、住宅が火災にあった際に保険会社から契約に基づき支払われる保険です。
火災の原因は様々あるかと思いますが極端な話「放火」でも一般的には火災保険の対象となり保険金を受け取ることができるされています。※各契約約款をご覧ください。
では、地震が発生し、その地震の揺れが原因で生じた火災については火災保険金が受け取れるのかと言うと、答えはNoです。地震が原因の火災で火災保険はおりません。この時に使える保険が地震保険というわけです。地震保険は地震よる損害で使用できる保険ですが、その保険金額はベースとなる火災保険の保険金がの30~50%までと上限が決められています。例えば建物の火災保険を2,000万円で契約指定場合、地震の保険の加入上限は1,000万円までとなります。

保険の範囲

火災保険は火災の際に受け取れる保険だと説明しましたが、火災に限っての保険ではありません。
その範囲は意外に多岐に渡ります。落雷や雪災、水濡れ台風などによる水災で発生した損害についても保険が適用されます。保険の適用範囲は各社の保険プランや契約内容により異なりますので詳しくは担当の方へ聞いてみるのがよいでしょう。
また、火災保険には建物を対象としたものと家財を対象としたものとがあります。建物はベースに当たるので家財単体で契約は原則できません。
家財対象の保険とは、火災で住宅が全焼してしまった場合、火災保険で建物の部分について保険金は出ますが、住宅の中にあった動産、例えばテレビや冷蔵庫などの家具家電類は補償の対象外の為、保険金が出ません。家財保険はその点をカバーしてくれる保険です。上記で言ったように火災のみならず落雷でテレビが壊れた、子供がリビングで遊んでいてテレビにぶつかって画面が割れてしまったなどにも保険が適用されます。※契約内容により異なるので各自契約内容をご確認下さい。

火災保険・地震保険まとめ

いかがでしたでしょうか。これから住宅を購入する方も、既に所有していて火災保険に加入している方も意外と知らなかったこともあったのではないでしょうか。
私の個人的感想では、不動産に携わって保険のことを勉強するまで、家財保険で子供が壊した家電が買い直せるとは全く知りませんでした。
これを機に一度契約内容を見直してもよろしいのではないでしょうか。

WRITER
安井 俊満
マーケティング

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