理想の住まいを手に入れよう！リノベーションの進め方と注意点

理想の中古物件を探すには、正しい情報をもっておくことが重要です。
中古物件を実際に探しはじめる前に押さえておきたい部分3つを解説します。

〇1.相場観を把握する
「お得な物件だから」と流されてしまわないためにも、希望エリアの相場観はしっかり把握しておくべきです。
本当に条件のいい物件を逃さない防止策にもなります。
希望エリア内でも、場所によっては少し相場が異なることもあるので、しっかり確認しておきましょう。相場観を把握するにはとにかく多くの中古物件情報を見てみること。可能であれば、不動産関連のプロからアドバイスをもらえるとベストです。

〇2.物件の希望条件を書き出しておく
費用やデザイン、エリア、間取りなどどのような希望をもっていますか。
中古物件でまったく希望通りの物件を探すのは難しいですが、希望条件を書き出すことによって要点を整理できますし、優先したい部分も把握しやすくなります。リノベーションの事例を参考にしながら、自身にあった希望条件を考えてみましょう。

〇3.リノベーションの知識を付けておく
リノベーションでのイメージを膨らませて、より現実的なリノベーションを計画するためには正しい知識をもつことも重要です。 さまざまな業者でセミナーや相談会が開かれているので、まずは参加してみましょう。内容によってはリノベーション例や実物を目にできる機会にもなります。より具体的な話をしたい場合は、相談会がおすすめです。

購入する中古物件にある程度の目安がついたら、次に考えたいのがリノベーションのことです。
リノベーションの進め方を順に解説します。

〇1.リノベーションの目的を明確にしよう
リノベーションは、今ある中古物件よりもより快適な環境にするために行うはずです。
毎月のローンの返済や物件の大きさも大事ですが、なぜリノベーションをするのか目的を明確にしましょう。将来的に子どももその孫も暮らせるような家にしたいのか、老後の生活に向けて快適な環境にしたいのか、プライバシーを重視した家にしたいのか、希望によってリノベーションの内容は大きく変わってきます。

〇2.リノベーションについて整理しよう
目的に沿った全体的なリノベーションの予算が決まったら、リノベーションに関わる間取りや設備、素材や部屋のテイストを整理していきます。建築家と細かな点まで相談して、予算内で収まりそうにない部分は優先順位をつけて後回しにするなどリノベーションのイメージをじっくり考えていきましょう。

〇3.物件とリノベーション、どちらに費用をかけるか考えよう
物件選びも大切ですが、物件の場所や新しさ、広さにばかり注目してしまうと、リノベーション費用を十分に用意できないこともあります。物件とリノベーション、どちらを重視したいのかも考えていきましょう。
物件を重視するのであれば希望の設備や間取りでできるだけ手を加えなくて済む物件を、リノベーションを重視するのであれば物件の築年数や周辺環境にはあまりこだわりをもち過ぎないことがポイントです。

リノベーションを依頼する業者はどのように選べばいいのか、順を追って解説します。

〇1.複数の業者に見積もりを依頼する
業者によってリノベーションにかかる費用や内容は変わってきます。後で失敗したと後悔しないためにも複数の業者で見積もりを依頼しましょう。

〇2.各業者の得意分野を把握する
各業者の見積もりからは、費用感だけでなく要望に沿った内容になっているか、どんな特色があるのかを把握することができます。見積もりをもらったら、じっくりと内容を比較してみましょう。
どのくらい要望に沿った内容になっているか、住宅診断をした場合はどのくらい反映されているのかもチェックポイントです。 

〇3.プランを相談する
リノベーション業者を比較して依頼したい業者が決まったら、具体的なプランの相談をしていきましょう。
見積もり時は紙面上でしか確認できなかったものが、具体的な相談の段階では、模型や立体図に変わり、よりリノベーション後の仕上がりをイメージしやすくなります。
この段階で工事費に関する概算もよりはっきりしてくるので、不足している部分や費用を減らしたい場合は、アドバイスを取り入れつつ積極的に意見してみましょう。リノベーションで家主が関わる準備の最終段階であり、希望が反映される重要な部分です。

中古物件のリノベーションで重要なのは、物件購入とリノベーションのバランスをどうするか、予算内でどの部分を優先的にリノベーションするかです。

中古物件選びからリノベーションの計画まで、失敗しないためにもポイントを押さえて理想の家づくりを目指しましょう。