仕事や勉強の疲れを癒すことができる空間であるカフェ。「落ち着いた雰囲気でおしゃれな空間が自分の家にもあればいいのに」と一度は思ったことがあるのではないでしょうか。外から帰ってきてほっと一息つけるスペースがあれば家に帰るのが楽しみになりますし、仕事や勉強に集中できる落ち着いた空間があればメリハリのある生活を送ることができます。

 

それでは、リノベーションで自宅をカフェ風にするにはどのようなポイントを守るとよいのでしょうか。カフェ風リノベーションの種類をおさえて、カフェ風リノベーションのコ

カフェ風リノベーションの種類

カフェ風リノベーションは、ナチュラル素材やアンティーク風の素材を活用することで部屋をカフェのような雰囲気にリノベーションすることです。しかし、カフェといってもさまざまな内装のカフェがありますね。カフェ風リノベーションをする際には、内装のテーマやテイストをしっかり決めておくと違和感のない落ち着ける空間をつくることができます。それでは、カフェ風リノベーションにおけるおもなテイストをご紹介しましょう。

 

【ナチュラルテイスト】

天然木などの自然素材を使うスタンダードなカフェ風テイストです。アイボリーやグリーン、ブラウンなどといった自然の色を基調とする木を使用すると落ち着きがでます。

 

アクセントとして鮮やかな花をつける観葉植物を置いてもよいですし、サボテンなどの多肉植物をカウンターや窓辺に置くのもおすすめです。太陽の光が似合う空間になるので、明るいカフェ空間にしたい人は窓辺に装飾を施しましょう。

 

【アンティーク風】

アンティーク風のデザインや配色もカフェ風リノベーションで人気のテイストの1つ。アンティークとひとくちにいっても、リボンや花、貝殻と行ったモチーフが特徴でメルヘンな雰囲気がある「ロココ調」、精巧で豪華な装飾が特徴的な「ヴィクトリアン調」、12世紀後半から15世紀にかけて北西ヨーロッパで流行した「ゴシックスタイル」など、時代や国・地域によってさまざまな歴史あるデザインや美術様式があります。

 

アンティーク風にリノベーションするときには、これらの時代のデザインや建築様式を参考にするとよいでしょう。

 

【和モダンカフェ風】

和モダンとは「和風」と「モダン」が融合したスタイルのことです。障子や畳、和紙といった和の素材をモダン風にデザインすることで、現代的なスタイルのなかにも和の要素がある落ち着いた空間が生まれるのです。

 

また、大正時代の建築物の内装によく見られるような、従来の和のデザインにガラスやシャンデリアなど海外のものを取り入れたレトロモダンもおすすめ。上品な雰囲気のなかにどこか懐かしさを感じる落ち着いたテイストに仕上がります。

 

和洋折衷の空間はそのバランスが難しいのですが、歴史とぬくもりを感じる空間になるので、和モダンカフェ風にリノベーションするのもおすすめです。

 

【北欧カフェ風】

近年とどまることを知らない北欧デザイン。この北欧デザインをうまく活用すれば、北欧カフェ風の明るく快適な空間を作ることができます。天然木をベースの素材、白を基調とすることを前提として、アイボリーやモスグリーンなどといったアースカラーを中心に配色を考えましょう。

 

クッションやテーブルランナーなど、ファブリックに北欧らしいデザインのものを取り入れると部屋のアクセントになり、北欧らしさも増すのでおすすめです。

【事例】

【名古屋市北区N様邸】
Brooklyn style~American~

カフェ風のお部屋にリノベーションするコツとは?

さまざまな異なるテイストがある「カフェ風」ですが、基本的にどのようなポイントに注意するとカフェ風リノベーションに仕上げることができるのでしょうか。満足できるリノベーションにするために、次の4つのポイントに注意しましょう。

 

【ポイント①】キッチンや壁はナチュラルに!

カフェはそもそも飲食をするスペースですね。つまり、キッチンやダイニングをいかにカフェ風にするかが、カフェ風リノベーションを成功させる重要なカギになってきます。また、部屋の表面積の大部分を占める壁や天井にも気を配る必要があります。

 

キッチンまわりや壁・天井は、できるだけシンプルかつナチュラルにまとめましょう。白を基調としたスタイルや、明るい色の天然木を使います。キッチンカウンターの棚板や食器棚の扉など、アクセントとなる部分は濃い色の木材や木目調のシートを利用しても落ち着いた雰囲気を出すことができるのでおすすめです。

 

【ポイント②】家具の置き方

家具の選び方や置き方も、部屋の雰囲気を決める重要な要素の1つです。たとえば、どっしりとした重厚なタイプのソファよりも、軽くてスリムなタイプのソファを選ぶほうがカフェらしくなります。

 

また、イスやソファは、テイストをそろえつつも、あえてバラバラの種類のものを選んで配置すると、同じ種類でまとめるよりもセンスのよさを感じる雰囲気ができあがります。

 

また、食器棚などの収納家具は、棚の扉を取り払ってあえて見せる収納にして、テーブルやソファがある位置から見えるような角度に置くのもおすすめです。お気に入りのカップやお皿、キッチン小物などを美しくディスプレイすれば、より一層カフェらしくなります。

 

【ポイント③】無垢材を使用する

無垢材とは、合板や集成材のように複数の木の板を集めてできるものではなく、1本の丸太から使用する形状で切り出してきた木材のことを指します。割れやすかったりヒビが入りやすかったりするというデメリットもありますが、最も自然にカフェ風のテイストを醸し出せる木材といえるでしょう。

 

フローリングに使用したり、カウンターの棚板に使用したりと、部屋のなかで大きな面積を占める部分に木材を使う場合は、無垢材を利用するとナチュラルで明るい印象のカフェ風空間ができあがります。

 

【ポイント④】古材を使用する

古材とはその名の通り古い木材のこと。ただ単に古いだけではなく、築70年以上の日本の建物に使われていた良質な国産木材のことを意味しています。

 

「経年劣化しているのでは?」と疑問に思うかもしれませんが、実は木材は長い時間をかけて自然乾燥されているので、新しい木材よりも強度が強い場合が多いのです。

 

また、長い歴史を経てきた味わいもありますし、古民家を解体して生じた資源ですので、環境にも優しいのです。どこか懐かしさを感じる古材。一度に同じ種類の古材を手に入れることは難しいのですが、入手できるチャンスがあれば、ぜひ古材の活用も視野に入れてみてください。

まとめ

カフェ風リノベーションを成功させるには、どのテイストにするか明確にし、部屋をカフェ風にするためのポイントを守ることが大切です。キッチンやリビングなど、自分が落ち着きたい空間をカフェ風にリノベーションして、家でのおしゃれ空間を楽しみましょう!おしゃれな家のリノベーションを考えている人はNextColors

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家族の繋がりを感じるslow room

WRITER
安井 俊満
マーケティング

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