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INTERIORRENOVATION
遊び心のあるオフィス?!インテリアにもこだわって仕事の効率も上げよう
かつてのオフィスといえば、事務用デスクが規則正しく並び、その周りを資料や書類が詰まったキャビネットで囲むのが主流でした。それに対して、近年では遊び心のあるオフィスが増えています。その理由とポイント、実例を紹介しましょう。
オフィスでも遊び心は欠かせない!?インテリアに取り入れる理由
遊び心のあるオフィスが増えているのは、主に以下の理由があります。
■仕事の合間に一息つける
効率良く仕事を進めるには、適度に休憩を入れるのが大切です。けれども、かつてのオフィスは仕事用に特化されていて、休憩には向いていません。休憩室も似たようなもので特に何の個性もないテーブルと椅子があるくらいです。
遊び心を取り入れて人が寝転べるくらいのソファを置けば、ゆったりとくつろげるでしょう。さらにビリヤードやダーツなどがあると同僚と楽しくアフターを楽しむことができます。休憩が終わる頃にはすっかり気分転換できるでしょう。仕事の成果も上がりそうです。
■ポップなアイテムが様々な発想を生むきっかけに
クリエイティブな職種のように、アイデアを生み出さなければいけないオフィスは、ポップでカラフルなアイテムを取り入れると、様々な発想を生むきっかけになります。色や形が脳を刺激するからです。打ち合わせも和気あいあいと進められるでしょう。
従来のオフィスにありがちなグレーは、目に優しく気分を鎮めてくれますが、脳の機能を低下させる一面もあります。
■オフィスに会社のコンセプトが取り入れられる
人手不足の今、オフィスに優秀な人材を呼び込むには、会社のコンセプトを分かりやすく提示しなければいけません。そのコンセプトをインテリアに取り入れれば、応募者は面接に来たとき会社のコンセプトを体感できて、働き続けられるか相性を判断できるでしょう。結果として会社のコンセプトを理解してくれる人材ばかりが集まるようになるのです。
■働きやすい環境づくりができる
仕事はみんなで和気あいあいと進めたいときもあれば、一人で集中したいときもあります。座っているよりも動いているほうが良かったり、事務用机よりはソファのほうが捗ったりする場合もあるでしょう。
遊び心のあるインテリアは、社員のニーズに応じた働きやすい環境づくりができます。壁がホワイトボードになっていて、思いついたらすぐにミーティングができたり、一人でこもれるブースを設けられたりするのも、遊び心があってこそなのです。
オフィスのインテリアに遊び心を取り入れるポイント
オフィスに遊び心を取り入れるのは、難しく感じるかもしれません。失敗すると、かえって仕事を妨げてしまいそうです。そうならないように、まずは以下のポイントを押さえてみましょう。
■見た目から遊び心を取り入れる
ひとまず壁面、床、天井の色やデザインを変えてみましょう。例えば白だったのをブルーやグリーンにするなどです。全部を変えると落ち着かなくなるので部分的にとどめると、ちょうど良いアクセントになります。
色を変えるのが不安なら壁紙で質感を変える方法もあります。例えば木目調やレンガ調、ファブリック調などです。これなら色が白やグレーのままでもオフィスの雰囲気を変えられるでしょう。
■インテリアに遊び心を取り入れる
ベースの色は従来の白やグレーのままでも、インテリアにポップな色やデザインを取り入れるだけで、遊び心を感じられるオフィスになります。椅子やソファ、照明、時計なら実用性もあるので邪魔になりません。その代わり、デスクや棚など面積が広いインテリアは色味を抑えましょう。それが遊び心を際立たせるコツです。
■あえて仕事に関係のないアイテムを配置する
社長の趣味で「バーカウンター」を設けている企業があります。ただの飾りではなく、社員が本音で話しやすい雰囲気を作るためです。仕事が終わった後は社長自らお酒を振る舞う機会もあります。
このように仕事とは関係のないアイテムを配置することで、オフィスの中にホッとできる空間が生まれます。遊園地が好きならメリーゴーランド、車好きなら本当に車を置いてみると休憩スペースや打ち合わせなどに使えるかもしれません。
こんなオフィスあり!?インテリアを工夫した遊び心溢れるオフィス事例
■ポップとナチュラルが融合したオフィス
マンションの一室を利用した1LDKのオフィスです。ナチュラルモダンをテーマに、カラフルなインテリアでポップな雰囲気を演出しています。あえて見せる収納にして、その中に遊び心のあるアイテムを置いて、視覚的にも良い気分転換になります。
■ハワイを丸ごと再現したオフィス
ビルの2フロアにオフィスを構え、ハワイをテーマに白い砂を敷いたり、植物を配置したりするなど遊び心が満載です。最初はインテリアだったはずのサーフボードは、社員がサーフィンを始めるきっかけになりました。
■カフェのようなワーキングスペースと社員食堂のオフィス
5階建ての自社ビルにカフェのようなワーキングスペースがあります。社員の定位置は決まっておらず、好きな座席で仕事ができるシステムです。4階には同じくカフェのようにデザインされた社員食堂があり、ランチタイムの休憩時間も楽しみながらくつろぐことができるようになっています。
弊社でもリノベーションで、遊び心のあるオフィスをいくつか手掛けており、以下の事例にあるとおり、ポップなだけでなく実用性も兼ね備えるよう心がけております。
まとめ
オフィスに遊び心を取り入れるのは、社員が働きやすい環境を作るためです。会社のコンセプトを表現する上でも役立ちます。カラフルな色やデザインに変えたり、ポップなインテリアを設置したりすると、オフィスが快適な空間になるでしょう。もちろん主役はそこで働く社員なので、リノベーションする際は必ず意見を聞きたいものです。