1日の中で最も長い時間を過ごすリビングは明るいのが理想です。しかし、立地の都合上、日当たりが悪い家やマンションもあります。そんなときこそリノベーションです。どのような方法があるのか紹介します。

暗いリビングを明るくするには?

リビングが暗いと体調を崩しやすくなります。体内時計が乱れて目覚めが悪くなったり、逆になかなか寝付けなかったりします。その結果、気分も落ち込みがちです。さらに湿気が溜まってカビが繁殖しやすく、やはり呼吸器の不調やアレルギーの原因になります。

 

手っ取り早くリビングを明るくできるのは壁紙の変更です。白にすると光が反射するので、少しの日当たりでもリビングの奥まで明るくなります。天井も同じく明るい色にすれば開放感が生まれ、リビング全体が広くなったように見えるでしょう。

 

本来なら床も白くできると光の反射する量が増えて明るくなりますが、難しいようであれば白系のラグやカーペットを敷くと簡単です。インテリアも白系にすると、さらに明るくなります。光沢のある素材にすると効果的です。ただし白ばかりでは、ぼんやりとした印象になりがちなので、質感や模様でメリハリをつけたいところです。

 

リビングにまったく日差しが入らないのであれば、日当たりの良い部屋との仕切りをなくして、リビングの窓にするのがおすすめです。そこまでしなくても、2つの部屋を仕切る壁に室内窓を設けて、光を通す方法もあります。どちらも新たに窓を作るよりは簡単です。

 

最近では屋外で自然光を集め、室内に届ける採光システムがあります。あるいは自然光と同じ色合いの光を再現して、人工的に明るくする照明システムもあります。リノベーションでリビングを明るくしたいときは、こうしたシステムの導入も検討してみましょう。

リビングが暗いと感じるならリノベーションを

一戸建てなら大がかりなリノベーションによって、リビングを明るくできます。例えば既存の窓を大きくしたり、日当たりの良い方角に新たな窓を作ったりするなどです。耐久性や耐震性との兼ね合いで限界はありますが、マンションとは違って自由度は高くなります。もちろん間取りを変更して明るいリビングにするのも難しくはありません。

 

周囲が他の家に囲まれて、1階では日当たりの変えようが無ければ、リビングを2階に移しましょう。明るくなるだけでなく、眺めが良くなるというメリットもあります。1階よりは暑くなり、階段の上下が多くなりますから、リノベーションの際には断熱や動線についても考えたいところです。

 

いっそ吹き抜けにすると、2階の日差しをリビングまで届けられます。併せて天井や壁の高いところに窓(トップライトやハイサイドライト)を設置すれば、より光を取り入れやすくなるでしょう。

 

ただし吹き抜けは冷暖房の効率が悪くなりますし、トップライトやハイサイドライトは雨漏りのリスクがあります。リノベーションにあたっては弊社をはじめ、実績の多い信頼できる業者に依頼すると安心です。

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景色を望める高層マンションのリビングを明るくしよう!

一戸建てに比べると、マンションで窓を増やしたり大きさを変更したりするのは、物理的に不可能だったり管理規約で禁止されていたりします。せいぜい許される範囲で窓を広げるくらいでしょう。

 

マンションのリビングを明るくする上でもっとも簡単なのは、間取りの変更です。日当たりの良い部屋とつなげればリビングも明るくなります。高層マンションは周りに大きなビルが無い限り日差しを遮られないので、どこかは必ず日当たりが良いはずです。

 

家族で住むなどして、どうしても間取りを変更したくない場合は、壁に室内窓を設けたり、ガラスブロックに変えたりしましょう。透明度を低くすればプライバシーを保てますし、防音効果もあります。

 

スケルトンにできるなら、リビングを日当たりが良い方角に移動することが可能です。窓を複数使える間取りにすれば、見違えるほどリビングが明るくなります。さらに景色が良く見えるというおまけ付きです。

 

弊社では以下のようにリビングを明るくした事例があります。

家族の繋がりを感じるslow room

             

最上階ならではの景色を楽しめるよう、間取りを変更しました。キッチンやダイニングテーブルの手前側など、場所によっては東側と西側にある両方の窓が目に入ります。東側の窓の一角にはカウンターを設けました。

 

さらにフローリングを木目調にして、死角にある南側の窓から入る光も柔らかく反射するようにしています。リビングの奥まで光が届いているわけではありませんが、決して暗くは見えないでしょう。電球色で統一されたライトは日中に点けても、自然光やフローリングと馴染んでくれます。

まとめ

暗いリビングを明るくするには様々な方法があります。壁や天井を白にするだけでも違いますし、間取りを変えたり窓を増やしたりするなど、大がかりなリノベーションを行えば、日当たりの悪さを根本的に解消できるでしょう。

 

一戸建てに比べると、マンションでリビングを明るくするには、窓のサイズや数を変えられないなど制約が多いです。ただし他の部屋から光を取り込むなど、工夫次第で十分に改善できます。

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WRITER
安井 俊満
マーケティング

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