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RENOVATIONLIFE
愛犬も飼主も快適に!?犬が喜ぶリノベ術!
かつては屋外で飼われていた犬も、近年では家族の一員として屋内で暮らすようになっています。リノベーションするなら愛犬の目線も取り入れなければいけません。どのような点に注意すればいいのでしょうか。
愛犬と暮らすお家へリノベーション
犬は人間が思っている以上に環境の影響を受けやすく、自分で体調をコントロールするのも得意ではありません。また犬ならではの習性もあります。
リノベーションではそんな犬に優しい家作りを心がけたいものです。犬が喜ぶ家であれば飼主も満足な家ですよね。
例えば床は股関節や脚の負担を軽減するために、滑りにくくグリップ力のある素材が適しています。高齢者のいる家庭でも安心です。また犬は掘り癖があるので、丈夫であることも重要です。長持ちすれば床の修復にかかるコストを抑えられます。
フロアタイルやクッションフロア、タイルカーペットなどが該当し、汚れた部分だけを外して洗えるタイプもあります。自然素材ならパインやヒノキなど針葉樹のフローリングが柔らかく、コルクマットも向いているでしょう。
壁には汚れが付きにくい珪藻土やLIXILの「エコカラット」というタイルがおすすめです。消臭や湿度調節の機能があり、傷ついても珪藻土は塗り直し、エコカラットはタイルの交換で対応できます。
「表面強化クロス」は手入れが簡単で抗菌などの機能が追加されており、張り替えも簡単です。「腰壁」といって犬が届く高さの範囲でデザインや仕様を変える方法もあります。
犬が散歩で出入りする玄関も、リノベーションで使い勝手を高めたいところです。特にその場で脚を洗えたり、浴室に通じていたりするとリビングを汚さなくて済みます。周りには散歩用の収納スペースを設けて、散歩の準備と片付けが玄関だけで完結すると、犬も人もストレスから解放されるでしょう。
さらに床を土間やタイルにすると、暑い日に犬が寝そべって体を冷やせます。
リノベーションで愛犬がくつろげる場所を
室内で犬を飼うなら、ある程度動き回れるスペースが必要です。例えばリノベーションで廊下を長くしたり、回廊状のドッグランを作ったりするなどです。もちろん屋外での散歩は必要ですが、室内でも窮屈な思いをしなくて済むでしょう。
また犬用の部屋も必要です。本来、犬は狭かったり天井が低かったりするところを好みます。開放感のあるリビングでどこにも身を隠せないと、かえってストレスになるでしょう。そう考えると部屋の場所は、壁際や棚の下のようなデッドスペースが最適です。
ゲージを設置する程度のリフォームでも十分ですが、リノベーションによって周りに犬用のエサやおもちゃを収納するスペースを集中させることができます。その中にエサや水を入れる皿まで置けるようにすると、床に直置きするより掃除が簡単です。
他にも戸建てなら庭を犬の遊び場にしたり、建物の周りをドッグランにしたりするなど、より犬がくつろげるリノベーションができるでしょう。
愛犬が荒らしてしまわないように収納にも工夫を
犬は何でも噛んだり、飲み込んだりする習性があります。普段はやらなくても留守中など目が行き届かないときにしている可能性もあります。物が傷むだけでなく犬にとっても危険なので、見えるところで出しっ放しにするのは厳禁です。
リノベーションでは犬用に収納スペースそのものを変えることができます。例えば見せる収納ではなく「隠す収納」にするといった具合です。普段は壁のように見えますが、扉を開くと収納スペースになるリノベーションもあります。
特におすすめしたいのが「ビルドイン」です。これは収納された状態で使える家具や家電のことで、使わないときは扉を閉めて片づけられますし、コード類も収納スペースの奥や裏側にまとめられます。コンセントまで隠せば、犬の目には届かないので噛まれる心配はありません。
テレビや冷蔵庫など常に電源が入っていたり、使用するたびにコードの抜き差しが面倒だったりする家電の使い勝手が良くなるでしょう。犬のためのリフォームではコードにガードを被せる方法もありますが、リノベーションのほうが段差を作らず、見た目にもすっきりします。
同じく留守中に行かせたくないキッチンや洗面所なども、扉を設けてしまうと人の利便性が損なわれてしまいます。「ロールゲート」のような一時的に使える仕切りがあると便利です。犬の高さで仕切れるタイプなら、在宅中も視界を遮ることなく行動範囲を制限できるでしょう。
弊社ネクストカラーズでも愛犬が暮らしやすいリノベーションの提案をしております。設計からデザインまで可能な弊社だからこそ、悩みを解消できるかもしれません。リノベーションの際には、ぜひともご相談ください。
まとめ
人は犬の気持ちが100%分かるわけではありません。だからこそ人が犬の習性を理解して、お互い負担にならないようにリノベーションする必要があります。犬が快適に過ごせるのはもちろん、人にとっても手入れが簡単な方法を選びたいものです。