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RENOVATIONLIFE
リビング階段で開放的なリビングを手に入れるには
リビング階段という間取りを聞いたことがありますか?二階へ続く階段をリビングの中に設置した間取りのことで、とってもおしゃれな人気の間取りです。おしゃれだけど、寒そう?何かリビング階段にすることによる不都合はない?と思っていませんか。
明るくて快適なリビング階段を設置するためには、設計時の細かい気配りが大切です。この記事では、リビング階段を設置したい人のためにリビング階段についてのあれこれを解説します!
リビング階段とは?
リビング階段とは、リビングの中に二階へ続く階段を設置する間取りのことで、二階へ行くには必ずリビングを通らないと上に上がれないような作りになっています。一般的な間取りであれば、階段は玄関から続く廊下に設置され、二階への導線はリビング→廊下→階段、玄関→廊下→階段となっていることが多いでしょう。
では、なぜわざわざリビングの中に階段を設置するのでしょうか?いくつかメリットがありますが、まず圧倒的な開放感が得られリビングが広く見えるようになることが挙げられます。実際のリビングの大きさは変わらなくても、階段の分、2畳分ぐらいは広がって見えることでしょう。
階段下は物置にしたりすることも多いですが、せっかくのリビング階段なのであればスケルトンの階段にしてより広さを強調できるようなものにしたいですね。リビング階段は特に吹き抜け天井と良く調和し、よりいっそうの開放感を演出します。
吹き抜け天井でなくても、リビング階段によってリビングの採光に工夫を凝らすことができます。2階の窓の位置なども考慮し、2階からも明るい陽が降り注ぐような設計にしたいですね。
さらに、2階へ行くのに必ずリビングを通ることになりますから、家族と顔を合わせる機会が増え、家族間のコミュニケーションが活発になります。家族と生活の時間帯がなかなか合わなくても「おかえり」「ただいま」のコミュニケーションぐらいは毎日とりたいものですよね。
リビング階段のデメリット
そんな素敵なリビング階段ですが、設置においてデメリットもいくつかあります。
・リビング階段のデメリット①寒い
冷たい空気は重たいので、2階からの冷気からがリビングに降りてきやすく、冬はどうしても冷えやすくなってしまうことがあります。
・リビング階段のデメリット②料理や食事のニオイが気になる
温かい空気は逆に軽いので上がっていきやすく、お肉や魚を焼いたニオイが2階へ上がっていってしまうこともあります。
・リビング階段のデメリット③音が響く
空間がつながっているので、移動するのは空気だけではありません。音も同じように移動しやすくなっています。リビングの話し声やテレビの音が2階の寝室で聞こえやすくなる、ということもあります。
・リビング階段のデメリット④来客時にくつろげない
休日にリビングでくつろいでいるときに、2階へ来客があったりするとなんとなく気まずい、なんていうこともあるかも知れません。
こうしてみると確かに、メリットばかりのリビング階段ではありません。しかし心配は無用です。
こうしたデメリットには対策方法があり、それぞれキチンと事前に対策しておけば、気にならないようにすることができますよ。
次項でデメリットの対策方法を紹介します。
リビング階段のデメリット対策
まずは寒さですが、これはお家の断熱性能が高ければそもそも気にする必要はありません。
お家の断熱性能は「Q値」という数値で表され、お家のある地域の寒さに合わせて適切な「Q値」が設定されています。今のお家が適切な「Q値」を持たないのであれば、これに合うようにお家の断熱性能を上げるのも良いですね。
また、階段の1階部分にロールカーテンや引き戸を設置し、冷暖房効率が悪いなと感じた時や、ニオイの強い料理をするとき、音が気になるときだけ閉めておく、という方法もあります。冷暖房の効率に関しては、エアコンの位置の工夫をすることでも調節ができます。
また、来客の気まずさは、トイレを2階にも設置して顔を合わせる機会を減らしたり、リビング全体を見渡せる位置に階段を設置しないようにしたりすることで解消できます。
まとめ
リビング階段について、メリットとデメリットを解説しました。リビングのリノベーションをするならリビングが広く見えて、開放的なリビング階段も検討してみてくださいね。明るいリビングはきっとあなたの家族も明るくすること間違いありません。名古屋のリノベーション会社、ネクストカラーズなら一緒に理想のお家を作ります!いろんな憧れをぜひ叶えてください。まずはお問い合わせから!