水回りのリノベーションを考えた際に「床材はどうやって選ぶべき?」と疑問に思いますよね。

 

キッチン、洗面所、トイレそれぞれに合った床材を選んでいきたいところ。床材は気にしないという方もいますが、水回りは使用頻度が高いからこそ、適した素材を選ぶことは重要です。

 

そこで今回は、床材の選び方のポイントと、素材別のお手入れ方法を紹介しています。水回りの床材選びにお悩みの方は、ぜひ参考になさってくださいね。

水周りの床材を選ぶ際のポイント

水廻り

床材をこわだわることで、暮らしが快適になります。キッチン、トイレ、お風呂など水回りの床材を選ぶポイントは何があるのでしょうか?ここでは、水回りの床材を選ぶポイントを紹介します。

 

■キッチンの場合

キッチンは料理や洗い物などによって、油はねや水で濡れたりして、意外と汚れや傷がつきやすい傾向があります。キッチンマットを敷いていても、床の傷みが目立ってしまうことも。

 

そのため、キッチンの床材は傷つきにくく、丈夫なものを選んでいくと良いでしょう。また汚れやすいので、掃除のしやすさも重要です。見た目だけで選んでしまうと、掃除をすることがストレスになってしまいます。

 

キッチンは手入れのしやすさも重視していきたいですね。また、料理中は長時間立ちっぱなしになることもあるため、固いものより、弾力性があり疲れにくい床材を使用することをオススメします。

 

■洗面所の場合

洗面所では、手洗いや、歯磨き、洗濯などのために、水を使用する機会が多いです。お風呂上りや、洗顔などで洗面所を使用した際には、床が水でビショビショ濡れてしまうこともしばしば。したがって、耐水性があるものをチョイスしていきましょう。

 

見落としがちなのが、洗面所は“洗剤をよく使用する”ということです。洗濯やお風呂場の清掃で、洗剤を使用する場面が多々ありますよね。使用する際に、洗剤をこぼしたり飛ばしたりして、床に付着させてしまう可能性もあります。

 

床をキレイに維持するために、耐薬品性に優れているものを床材に使うようにしておきましょう。

 

加えて、気を付けてほしいのは、“滑りにくさ”です。洗面所の床が濡れていて、すべってしまいそうになった経験がある人もいるのではないでしょうか。すべって転倒してしまうと、大きなケガにつながりかねません。

 

転倒防止のためにも、滑りにくい素材を選んでいきたいですね。

 

■トイレの場合

“トイレは家の中でも落ちつける場所”と思っている人も多いのではないでしょうか。自分だけのパーソナル空間なので、床材は奇抜すぎない、心地が良いと思える色合いを選んでいきたいですね。

 

ただし、真っ白の床材は避けたほうが良いかもしれません。白い床材は清潔感がありますが、汚れが目立ちやすく掃除が大変です。掃除がストレスになってしまう可能性が高く、あまり推奨できません。

 

また、トイレ掃除では、強力な洗剤を使用することもあり、うっかりこぼしてしまうことも。そのため、耐水性、耐薬品性を兼ねている床材が望ましいです。

 

最近では抗菌効果があり、トイレの悪臭の原因のひとつであるアンモニア臭などを分解してくれるセラミックタイルも出ておりオススメです。

水回りの床材におすすめの素材

水廻りに適した床

先ほどは、水回りの床材を選ぶポイントを紹介しました。ここでは、水回りの床材にオススメの素材や特徴を説明します。

 

■タイル

タイルは耐久性・耐水性が高く、汚れがつきにくいことが特徴です。そのため、拭き掃除も簡単にすることができ、水回りの床材にとって最適といえるでしょう。形状や色、素材のバリエーションが豊富なこともあり、さまざまなデザインに対応することができます。

 

機能性にメリットが多いですが、値段が少し高いのがデメリット。一般の家庭で取り入れる際にはご予算に合ったタイルを選びましょう。

 

■Pタイル(プラスチックタイル)

Pタイルはフロアタイルとも呼ばれており、塩化ビニール樹脂などを用いたタイル状のものです。比較的軽く、耐久性に優れるほか、傷や薬品、摩耗にも強い素材となっています。色や柄の種類もたくさんあるため、意匠性においてタイルに引けを取りません。

 

■クッションフロア

クッションフロアは塩化ビニールを用いたロールシート状の素材です。耐水性が高く、水拭きがお手軽なため、水回りの床材によく使われます。水分に強く、シミになりにくいのがメリットです。一般的なフローリングよりも価格が安く、施工がしやすいため、DIYで張り替えることもできます。

 

素材別!水回り床材のお手入れ方法

気になるのがお手入れ方法ですよね。ここでは、素材別の水回りの床材のお手入れ方法を説明します。

 

■フローリング

フローリングは、水に強いものを使用していますが、やはり過剰な水分は避けたほうが良いでしょう。濡らした雑巾で頻繁に掃除をするのではなく、乾拭きやフローリングワイパーなどを使用してお手入れしていきます。

 

■タイル

酸性系洗剤や漂白剤による拭き掃除が有効です。酸素系洗剤を使用する場合では、薄めて使用するようにしましょう。

 

■Pタイル

掃除機やフローリングワイパーを使用して、ホコリやゴミを取り除いていきましょう。その後、水拭きを行ってお手入れをしていきます。

リビング用の洗剤も使用可能です。乾拭き後にワックスを塗ると、よりツヤが長持ちするといわれています。

 

■クッションフロア

掃除機やフローリングワイパーなどでホコリを取り除きます。その後、固く絞った雑巾で水拭きをしてお手入れを行っていきます。中性洗剤の使用も可能です。

まとめ

水廻りに適した床

水回りの床材は日常生活で頻繁に使われる場であるからこそ、空間として居心地がいいかどうか、手入れがしやすいかどうかを確認したうえで最適な素材を選ぶことが重要だと言えるでしょう。

水回りの床材のリフォームを考えているなら、ぜひネクストカラーズにご相談ください。

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WRITER
安井 俊満
マーケティング

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