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INTERIORLIFE
床をフロアタイルにする!デザインや選び方を紹介
床材には主にフローリング、コルク、フロアタイル、クッションフロア、畳等の様々な種類のものがあります。ここでは、フロアタイルを選ぶ際の魅力、また場所によってどのようなフロアタイルを選択するべきかについて紹介していきます。
床をフロアタイルにする魅力とは
■フロアタイルってどういう床材?
フロアタイルとは塩化ビニル製のタイル床材のことを言います。大理石やフローリング等の天然素材を模造して作った、イミテーション素材です。
○フロアタイルのメリット
塩化ビニル素材で作られているため、自然からできた天然の素材とは違い、多種多様なデザインを施すことができます。耐久性や耐水性にも優れており、水気の多い場所でも床の腐食を防ぐこともできます。キッチンや、洗面所などの水回りはもちろん、家の中の様々な箇所で活用することができます。
また、床材を張り替える際にフロアタイルは、他の床材とは違い簡単に剥がし貼り直すことが可能です。耐久性が高いため剥がす際に傷になったり割れたりする心配もありません。
○フロアタイルのデメリット
フロアタイルは塩化ビニルでできているため、熱への耐久性は高くありません。そのため、高熱を扱う場所での使用は、おすすめできません。
また、フロアタイルはクッションフロア等に比べると質感が固く、冬場はすこし冷たく感じることがあります。
■フロアタイルってどんなデザインがあるの?
フロアタイルは冒頭でも話したように、もともとは天然素材のイミテーションとして扱われることが多く、デザインも多種多様です。フローリングのような木目調の味わいある質感を演出したり、大理石のように高級な見た目を作り出すこともできます。こういった自然のものの模造精度も高く、遠目に見るとまるで本物ように見せることも可能です。
また、自然にないデザインをプリントすることもでき、部屋の雰囲気に合わせて様々な景色を生み出すこともできます。
■お手入れって大変じゃないの?
床材選びでやはり気になってしまうのは「掃除は大変じゃないの?」ということです。
いくら1つの床材だけで様々なデザインや雰囲気を創り出すことができても、やはりお手入れをするのが大変では、取り入れようとは思いません。
しかし、フロアタイルはこういった心配もありません。表面が固く、凹凸が少ないため、汚れてもサッと水で拭き取る程度で十分です。また、念入りに掃除をしたいと言うときには、中性洗剤を水で薄めたものを使い拭き取ることがおすすめです。
注意する点としては、フロアタイル同士の、隙間の目地の部分が柔らかくなっているため、硬いブラシ等で強くこすると、劣化してしまうため避けるようにしましょう。また、目地の部分に液体調味料や、色がついてしまうようなものを、こぼしてしまった場合も強くこすりはせずに、すばやく拭き取るようにしましょう。
場所別!フロアタイルの選び方
■どこでどのデザインを使ったらいいの?
フロアタイルには多くのデザインがあると言っても、どの部屋にどういったものを使ったらいいのか迷ってしまう方も多いでしょう。ここでは、どのシーンでどういったものを使えばいいか例をみていきましょう。
○リビングならどんなものを使えばいいの?
リビングは家の中で、最も家族が集まるスペースです。家族の他にも、お客様を招き入れたりすることもあります。
このように多くの人が集まる場所には、みんなが落ち着き心地よく暮らせる空間を創り出す必要があります。
また、多人数の人が集まったときに、視覚的に広く見せるためには、柄を少なく、シンプルなデザインを使用することが推奨されます。
○カフェみたいなリビングがほしい!
「カフェのような、おしゃれな空間を自宅リビングに!」と考える方も少なくはないでしょう。
しかし、一概にカフェと言っても、「どんな床にしたらいいのかわからない」と、漠然とした希望はあっても、柄までを自分で考えるのが苦手な人も多いのではないでしょうか。そこでカフェの雰囲気に合わせてどんなタイルを使ったらいいのか考えていきましょう。
・自然を取り入れたカフェ
自然な雰囲気をもった落ち着いたカフェ風リビングを作りたいなら、床のフロアタイルはフローリング系の木目系の素材を使うといいでしょう。また、床以外の壁や家具も木目調のものや石調のタイルなどに揃えると統一感がでます。
・ポップな印象のカフェ
若者が集うポップなカフェのようなリビングに仕立てたいなら、派手すぎない柄を床に取り入れるといいでしょう。あまり派手すぎるものを使うと、やはり空間が視覚的に狭く感じてしまいます。家具には丸みを帯びたものなどを使うと近代的なかわいいカフェを演出できます。
・高級感あるカフェ
高級感ある大人が集うようなカフェ風リビングを作りたいなら、自然な雰囲気のカフェと同じように木目調のフローリング柄を使ういいでしょう。ただ木目調を使うだけではなく、色味を暗くすると高級感あるビターで大人な雰囲気を醸し出すことができます。
○トイレや洗面所、キッチンと言った水回りでは?
フロアタイルは前述のとおり、耐水性に優れており水回りで使用してもなんの問題もありません。これにより、天然素材では湿気や水気に弱かった柄もフロアタイルを使うことにより使用することが可能になります。
クッションフロア材に比べて、少し厚みがあり、2.5mm程度となっています。これによりしっかりとした踏み心地と耐久性があるので、生活をする上で快適に過ごすことができます。余談ですが、耐久性があるので土足で踏み入れる事がある玄関にもおすすめです。
トイレは、壁のデザインを邪魔しないシンプルなものがオススメです。洗面所やキッチンのようなステンレス素材のものが多い場所では石調の冷たいイメージのデザインを使用すると統一感がでます。
まとめ
このように、フロアタイルは家中のどこでも採用することができる汎用性の高い床材です。
リビングから水回りまで同じ床材を使っているとは思えないデザインと自然のものさながらの視認性も兼ね備えています。
また、価格も安く経済的で、家の中をフロアタイルで揃えるとリノベーション時にコスト削減も望めるでしょう。
天然素材にも引けを取らないフロアタイルを使ったリノベーションをお考えの方は是非ネクストカラーズへご相談を。