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RENOVATIONLIFE
子ども部屋はどんなドアがいいの?デザインなどを詳しく紹介
子ども部屋の内装やリノベーションを検討する際、ドアは軽視されがちです。しかし、ドアは部屋の使い勝手を左右する、重要な建材。
親も使いやすく、子どもを伸び伸びと育てる、ドアの選び方をご紹介していきます。
子どもの部屋のドアは引き戸?開き戸?
部屋に入るときに、必ず開けるドアは、部屋の使い勝手を大きく左右します。
だからこそしっかり考えて、ドアは選ばなくてはいけません。ドアは大きく分けて、開き戸と引き戸の二つに別れます。どちらを選べばいいかは、部屋の用途によって違うので、一概には言えません。では、子ども部屋だとどちらのドアを選ぶとよいのでしょうか。
子ども部屋は子どもの年齢に応じて、使い方やドアに求められる目的が変わります。
幼児期は子どもが安全に過ごせるか、親が世話や目が行き届くかが重要視されますが、思春期に入るとそうはいきません。
子どもが自分のプライバシーを尊重した部屋を希望するため、親の使い勝手よりも密閉性を重視した方向に、ドアの役割が変わってくるのです。
前述の通り、家庭で一般的に使われるドアには、次の2種類があります。それぞれ使い勝手が違います。
子ども部屋に取り付けた場合のメリット・デメリットを比較して、家族が使いやすいドアを選んでいきましょう。
■ 開き戸
ドアの一方に取り付けた蝶番(ちょうつがい)を支点に、ドアを円弧状に動かして開閉する扉です。取手がついて押し開ける、一般的なドアです。
メリット
・鍵をかけなくてもしっかり扉が閉まり、密閉性が高い
・防音性・気密性が高い
・間取りを選ばず、どこにでも設置しやすい
・サイズ・デザインのバリエーションが多い
・子どものプライバシーがしっかり守れる
デメリット
・内側・外側どちらに開くにしても、無駄なスペースが必要になる
・ノブをまわすぶん、小さな子どもには開け閉めが難しい
・風で急にドアが閉まり、子どもが手を挟む危険がある
・開け閉めの際に、ドアに家族がぶつかって怪我をする危険がある
・ドア自体が邪魔になる
・親の目が行き届きににくい
■ 引き戸
ドアの上下に桟(さん)を設け、横にスライドさせて開閉する扉です。ふすまなども引き戸ですね。
メリット
・軽い力でも開閉できる
・開閉の方法が単純で、子どもが使いやすい
・全開や半開きと、自分の好みで開放度を変えることができる
・ドアを半開きにしても気にならず、親が子どもの様子を確認しやすい
・急に風が吹いてもドアが閉まることがなく、安全
・開けたドアが邪魔にならない
デメリット
・ドア横に余分なスペースが必要になる
・ドアの近くにコンセントや照明のスイッチが設置できない
・ドアをスライドさせる際に、勢い余って子どもが指を挟む危険がある
・桟が部屋のデザインに違和感を与えやすい
子ども部屋のドアはどんなデザインがいいの?
子ども部屋の子ども部屋のドアは使い勝手が一番!といえど、家全体でみた時にはデザインの良さも重要視したいものです。
親子ともに使いやすく、子どもの自由な発想を育てるドアデザインのアイデアを、いくつかご紹介していきましょう。
■ 窓のついたドアがおすすめ
子どもの成長には家族との繋がりが欠かせませんから、子ども部屋のドアは完全に視線をシャットアウトしてしまうものではなく、ある程度の開放性をもたせるのがおすすめです。
部分的にガラスを使ったドアはいかがでしょうか?
親も子どもの安全を確認しやすいですし、ガラスの位置や大きさ、種類によっては、子どものプライバシーも充分に確保できます。
光を反射するガラスは、空間を広げて見せる効果もあります。
開放感あふれる雰囲気は、子どもの良い面を大きく伸ばすことでしょう。
■ 子どもならではの遊び心を持ったドアもいい
子どもが楽しく過ごせるよう、子ども部屋の壁紙に可愛いデザインを選んだり、カーテンの柄で工夫をしたりするパパやママは多いです。ですがやはりドアのデザインは、見落とされがち。
ドアも子どもが興味を持てる、遊び心あふれるデザインを取り入れることはできます。
おすすめなのは、一部分を黒板に変えたデザインドアです。
子どもがドアを利用してお絵描きできるので、壁へのいたずら書きが予防できるかもしれません。
チョークを使ってくりかえし遊べるだけでなく、マグネットも使えるので、知育教育や掲示板代わりにも大活躍してくれます。
■ 子どもと一緒にDIYで好みのデザインにするのもおすすめ
子ども部屋に使える室内ドアはホームセンターやニトリなどの家具店でも市販されていますが、DIYで自作するという手もあります。
黒板を使ったドアであれば、ホームセンターで売られている黒板用の塗料を塗れば、自宅のドアを簡単に黒板ドアに変えることができるでしょう。
100均ショップで売られている黒板シートを貼り付けるだけならより簡単で安価で作成できます。
子どもと一緒にDIYにチャレンジしてみてくださいね。
ドアアレンジを成功させるポイントは、マスキングテープなどで周囲を養生するなど、事前準備をしっかりすることです。
子どもと一緒につくれば部屋に愛着がわき、より楽しく生活できることでしょう。
まとめ
兄弟が増えれば仕切りを入れるなど、子ども部屋は将来的にリフォームやリノベーションをする必要性の高い場所です。
プロの建築士やリノベーション業者にも相談をして、使い勝手の良い部屋を作りましょう。子ども部屋のお悩みならネクストカラーズへ。